PHPUtilプラグイン(その13・一定回数の繰り返し)

一定回数の繰り返しを行いたいことも、よくあります。
PHPUtilプラグインでは、MTPHPForというテンプレートタグ(ブロックタグ)を使って、一定回数の繰り返しを行うことができます。

1.MTPHPForタグの書き方

MTPHPForタグは、Movable Type標準のMTForタグと同じ書き方をします。

<mt:PHPFor var="変数名" from="初期値" to="終了値" increment="増分" glue="区切り文字列">
  繰り返す処理
</mt:PHPFor>

「変数名」では、繰り返しをカウントするための変数の名前を指定します。
「繰り返す処理」の中で、その変数の値を出力することができます。
また、「初期値」「終了値」「増分」で、変数の初期値/終了値と、変数をいくつずつ増やすかを指定します。
また、個々の繰り返しの間に何らかの文字列を出力したい場合は、glueモディファイアを指定します。

例えば、「2,4,6,8,10,12,14,16,18,20」のように、2から20の偶数をコンマで区切って出力したいとします。
また、「i」という変数で繰り返しをカウントするとします。
この場合、テンプレートを以下のように書きます。

<mt:PHPFor var="i" from="2" to="20" increment="2" glue=",">
  <$mt:PHPGetVar name="i"$>
</mt:PHPFor>

2.MTPHPForタグのブロックの中で使える変数

MTPHPForタグのブロックの中では、Movable Type標準のMTForタグと同様に、以下の変数を使うことができます。
なお、「__counter__」等の前後の「__」は、半角のアンダースコア2つです。

変数名内容
__counter__繰り返し回数
__index__カウンタ変数の値
__first__繰り返しの最初なら1、それ以外ではnull
__last__繰り返しの最後なら1、それ以外ではnull
__even__偶数回目の繰り返しなら1、それ以外ではnull
__odd__奇数回目の繰り返しなら1、それ以外ではnull

3.PHPUtilプラグイン関係の記事の一覧

PHPUtil関係のその他の記事は、以下のリンクから参照できます。