PHPUtilプラグイン(その5・変数の基本)

PHPUtilプラグインでは、テンプレート内で変数を扱うときと同様の書き方で、PHPの変数を扱うことができます。
今日は、変数の基本的な使い方を解説します。

1.MTPHPSetVarタグ

MTPHPSetVarタグは、PHPの変数に値を代入する際に使います。
基本的な書き方は以下の通りです。

<$mt:PHPSetVar name="変数名" value="値"$>

例えば、以下のように書くと、「v1」というPHPの変数に「abc」という文字列を代入します。

<$mt:PHPSetVar name="v1" value="abc"$>

2.MTPHPSetVarBlockタグ

MTPHPSetVarBlockタグは、ブロックの中身の再構築結果を、丸ごと変数に代入する際に使います。
基本的な書き方は以下の通りです。

<mt:PHPSetVarBlock name="変数名">
代入する内容
</mt:PHPSetVarBlock>

例えば、以下のように書くと、MTBlogNameタグの再構築結果(=ブログ名)を、「blog_name」というPHPの変数に代入します。

<mt:PHPSetVarBlock name="blog_name">
<$mt:BlogName$>
</mt:PHPSetVarBlock>

なお、「MTSetVarBlockタグの落とし穴」の記事に書いたように、MTPHPSetVarBlockタグのブロック内に改行があると、その改行も変数に含まれてしまいます。
変数の値を条件判断で使う場合など、改行が含まれていると正しく処理できない時は、<mt:PHPSetVarBlock>タグから</mt:PHPSetVarBlock>タグまでを改行せずに書くようにします。

3.php_setvarモディファイア

テンプレートタグの値をPHPの変数に代入したい場合、「php_setvar」というモディファイアを使うこともできます。
ファンクションタグの値を代入するなら、以下のように書きます。

<$mt:テンプレートタグ名 php_setvar="変数名"$>

例えば、ブログの名前を、「blog_name」というPHPの変数に代入する場合、以下のように書くことができます。

<$mt:BlogName php_setvar="blog_name"$>

また、ブロックタグの再構築結果を代入するなら、以下のように書きます。

<mt:テンプレートタグ名 php_setvar="変数名">
  ブロックの内容
</mt:テンプレートタグ名>

4.MTPHPGetVarタグ

MTPHPSetVarタグ等で変数に代入した後で、その値を出力するには、MTPHPGetVarタグを使います。

<$mt:PHPGetVar name="変数名"$>

例えば、「blog_name」というPHPの変数の値を出力するには、以下のように書きます。

<$mt:PHPGetVar name="blog_name"$>

5.PHPUtilプラグイン関係の記事の一覧

PHPUtil関係のその他の記事は、以下のリンクから参照できます。