拙著「個人投資家は低位株で儲けなさい」が発売されました。
株価が安い「低位株」に投資する方法を解説しています。
自由国民社刊で、定価1,512円(消費税込み)です。
PHPUtilプラグイン(その1・概要とインストール)
Movable Typeのテンプレート内でPHPを使いやすくするために、「PHPUtil」というプラグインを作りました。
今日は、プラグインの概要と、インストール手順を解説します。
2012年2月1日 23時40分
不具合が見つかったので、修正してアップロードしなおしました。
上記日時までにダウンロードした方は、お手数ですがダウンロードしなおしてください。
1.はじめに
Movable Typeでは、テンプレートの中にPHP等のコードを入れることもできます。
例えば、テンプレート内に以下のようなコードを入れて、かつページがPHPとして処理されるようにすれば(拡張子を.phpにするなど)、その位置に現在の日時が出力されます。
<?php echo date('Y/m/d H:i:s'); ?>
ただ、1つのテンプレートの中に、Movable TypeのテンプレートタグとPHPのコードとを混在させると、テンプレートがあまり読みやすくありません。
PHPUtilプラグインを使うと、この点を改善することができます。
Movable Typeのテンプレートタグの書き方で、PHPの基本的なコードを出力することができます。
前述の例だと、以下のように書き換えます。
<$mt:PHPFunction name="date" params="Y/m/d H:i:s"$>
2.PHPUtilプラグインの機能
PHPUtilプラグインは、以下のような処理を、Movable TypeのテンプレートタグからPHPのコードに変換します。
- 変数の代入と出力(配列/ハッシュも含む)
- 条件判断
- 繰り返し
- 日時関係の処理(表示と条件判断)
- 他のファイルの組み込み
- 関数の実行
- ユーザーエージェント判断(この機能のみDynamicMTMLのライブラリを流用)
複雑な処理を書くのには向いていませんが、基本的なPHPのコードなら、PHPUtilプラグインのテンプレートタグで出力することができます。
テンプレートの中に、部分的に動的な処理を入れたいような場合に使うと良いでしょう。
また、テンプレートタグの書き方は、Movable Typeで同様の処理を行うテンプレートタグに極力合わせるようにしています。
例えば、変数に値を代入する処理は、「MTPHPSetVar」というテンプレートタグで行います。
3.インストール
PHPUtilプラグインは、以下からダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを回答すると、「plugins」というフォルダができます。
このフォルダを、Movable Typeのインストール先ディレクトリにアップロードします。
なお、PHPUtilプラグインは、「静的テンプレートで設定した変数をDynamicMTMLで参照するプラグイン(DMSetVar)」を拡張して作っていますので、DMSetVarプラグインの機能を含んでいます。
DMSetVarプラグインをインストールしている方は、Movable Typeの「plugins」ディレクトリから、「DMSetVar」ディレクトリを削除してください。
4.PHPUtilプラグイン関係の記事の一覧
PHPUtil関係のその他の記事は、以下のリンクから参照できます。
- PHPUtilプラグイン(その1・概要とインストール)
- PHPUtilプラグイン(その2・ファイルの読み込み)
- PHPUtilプラグイン(その3・日時関係の処理)
- PHPUtilプラグイン(その4・ユーザーエージェントの判断)
- PHPUtilプラグイン(その5・変数の基本)
- PHPUtilプラグイン(その6・変数の計算)
- PHPUtilプラグイン(その7・配列の利用)
- PHPUtilプラグイン(その8・配列関係の関数)
- PHPUtilプラグイン(その9・ハッシュの利用)
- PHPUtilプラグイン(その10・GET/POSTされた値を得る)
- PHPUtilプラグイン(その11・条件判断前半)
- PHPUtilプラグイン(その12・条件判断後半)
- PHPUtilプラグイン(その13・一定回数の繰り返し)
- PHPUtilプラグイン(その14・配列/ハッシュの出力)
- PHPUtilプラグイン(その15・条件による繰り返し)
- PHPUtilプラグイン(その16・繰り返しを途中で抜ける)
- PHPUtilプラグイン(その17・関数の実行)
- PHPUtilプラグイン(その18・各種のグローバルモディファイア)