「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」が発売されました。
「WordPressで学ぶPHP」シリーズの第1巻で、WordPressを通してPHPを学んでいく本です。
この本では、PHPの基本となる変数と制御構造について解説します。
Kindle本で、定価500円です。
PHPUtilプラグイン(その7・配列の利用)
Movable Type標準のMTSetVarタグ/MTSetVarBlockタグでは、配列変数を扱う機能があります。
PHPUtilプラグインでは、それと同様の書き方で、PHPの配列変数を使うことができます。
1.配列への代入
MTPHPSetVarタグ/MTPHPSetVarBlockタグで、配列に値を代入することができます。
Movable Type標準のMTSetVarタグと同様に、indexモディファイアを指定するか、「name="配列名[番号]"」の書き方で、代入先の要素を指定します。
・indexモディファイアで番号を指定する
<$mt:PHPSetVar name="配列名" index="番号" value="値"$> <mt:PHPSetVarBlock name="配列名" index="番号"> ・・・(各種の処理)・・・ </mt:PHPSetVarBlock>
・nameモディファイアで番号を指定する
<$mt:PHPSetVar name="配列名[番号]" value="値"$> <mt:PHPSetVarBlock name="配列名[番号]"> ・・・(各種の処理)・・・ </mt:PHPSetVarBlock>
例えば、「messages」という配列の1番の要素に、「Hello, world」の文字列を代入したいとします。
この場合、以下のどちらかの書き方をします。
<$mt:PHPSetVar name="messages" index="1" value="Hello, world"$> <$mt:PHPSetVar name="messages[1]" value="Hello, world"$>
2.配列の要素での計算
MTPHPSetVar/MTPHPSetVarBlockタグにopモディファイアを指定して、配列の要素に対する計算を行うことができます。
opモディファイアの書き方は、一般の変数の場合と同じです。
例えば、「data」という配列変数の1番の要素に100を足すには、以下のような書き方をします。
<$mt:PHPSetVar name="data" index="1" op="+" value="100"$>
上記の例で、indexモディファイアを使わずに、「name="data[1]"」と書くこともできます。
また、opモディファイアを「op="add"」と書くこともできます。
3.配列の要素の出力
配列の要素を出力するには、MTPHPGetVarタグを使います。
MTPHPSetVarタグと同様に、要素の番号はindexモディファイアで指定するか、nameモディファイアで指定します。
・indexモディファイアで番号を指定する
<$mt:PHPGetVar name="配列名" index="番号"$>
・nameモディファイアで番号を指定する
<$mt:PHPGetVar name="配列名[番号]"$>
例えば、配列messasgesの1番の要素を出力するには、以下のどちらかの書き方をします。
<$mt:PHPGetVar name="messages" index="1"$> <$mt:PHPGetVar name="messages[1]"$>
4.PHPUtilプラグイン関係の記事の一覧
PHPUtil関係のその他の記事は、以下のリンクから参照できます。
- PHPUtilプラグイン(その1・概要とインストール)
- PHPUtilプラグイン(その2・ファイルの読み込み)
- PHPUtilプラグイン(その3・日時関係の処理)
- PHPUtilプラグイン(その4・ユーザーエージェントの判断)
- PHPUtilプラグイン(その5・変数の基本)
- PHPUtilプラグイン(その6・変数の計算)
- PHPUtilプラグイン(その7・配列の利用)
- PHPUtilプラグイン(その8・配列関係の関数)
- PHPUtilプラグイン(その9・ハッシュの利用)
- PHPUtilプラグイン(その10・GET/POSTされた値を得る)
- PHPUtilプラグイン(その11・条件判断前半)
- PHPUtilプラグイン(その12・条件判断後半)
- PHPUtilプラグイン(その13・一定回数の繰り返し)
- PHPUtilプラグイン(その14・配列/ハッシュの出力)
- PHPUtilプラグイン(その15・条件による繰り返し)
- PHPUtilプラグイン(その16・繰り返しを途中で抜ける)
- PHPUtilプラグイン(その17・関数の実行)
- PHPUtilプラグイン(その18・各種のグローバルモディファイア)