拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
「WordPress 3.xデザイン&カスタマイズスタイルブック」献本いただきました
株式会社マイナビ様から、書籍「WordPress 3.xデザイン&カスタマイズスタイルブック」を献本いただきました。
1.各種のサイト製作パターンの解説
「WordPress 3.xデザイン&カスタマイズスタイルブック」の前半は、WordPress 3.xでのWebサイト製作で、よくあるパターンを解説したような内容になっています。
前半では以下の4つのパターンを取り上げています。
- ネットワークによる複数ブログの管理と構築
- カスタム投稿タイプによる複数ブログの管理と構築
- ツリー構造のページの管理と構築
- スマートフォン&タブレット最適化
WordPress 3以降では、複数のブログを扱う「ネットワーク」の機能が追加されました。
しかし、WordPressはもともとは単一ブログを前提にした設計になっているので、複数ブログの扱いは、あまり分かりやすいとは言えません。
「ネットワークによる複数ブログの管理と構築」の章では、この点について重点的に解説しています。
また、WordPress 3以降では「カスタム投稿タイプ」という機能も追加されています。
カスタム投稿タイプは、「商品」「物件」など、投稿と似たようなタイプを自分で定義できる機能です。
カスタム投稿タイプを活用すると、1つのブログを複数に分けたような形を作ることができます。
「カスタム投稿タイプによる複数ブログの管理と構築」では、このカスタム投稿タイプについて詳しく解説しています。
「スマートフォン&タブレット最適化」の章では、スマートフォンやタブレットに適したスタイルシートの組み方や、最近流行のレスポンシブWebデザインの取り入れ方などを解説しています。
2.管理画面のカスタマイズの解説
第5章の「ユーザーと管理画面」では、「ロール」についてかなり詳しく解説しています。
「ロール」(role)とは、ユーザーに与える権限のことです。
独自のロールを定義し、ユーザーごとに異なるロールを割り当てて、個々のユーザーができることを制限することができます。
また、第6章の「カスタマイズ+α」では、編集画面の項目を削除する方法や、独自の入力項目を追加する方法が解説されています。
3.他の本であまり解説されていない部分に注力
全体的に、他のWordPressの本であまり解説されていない部分に注力した構成になっている感じです。
本のタイトルに「デザイン」と入っていますが、デザイン面よりも、WordPress本体のカスタマイズに関する話が多いと言えます。
WordPressでサイト製作を行う中~上級者にお勧めです。