「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
Copyrightウィジェットプラグイン(WP2.8用)
一昨日の記事で、WordPress 2.8でウィジェットのAPIが新しくなることを述べました。
そのAPIを使ったプラグインの例として、Copyrightを表示するプラグインを作ってみました。
1.動作環境
最初に述べたように、このプラグインはWordPress 2.8の新しいAPIを使っています。
したがって、WordPress 2.8以降で動作します。
WordPress 2.7以前では動作しませんので、ご注意ください。
PHPのバージョンは、WordPressが動作するバージョンであれば、特に何でも大丈夫だと思います。
こちらでは、PHP4.4.9とPHP5.2.9で動作をテストしました。
2.インストール
プラグインは、以下からダウンロードすることができます。
プラグインの継続的な開発やサポートのために、プラグインをご利用された方は、ドネーション(寄付)を行っていただけると幸いです。
ドネーションの方法は、こちらのページをご参照ください。
また、WordPressをPHPでカスタマイズすることについて書いた書籍「PHPによるWordPressカスタマイズブック」と、WordPressを通してPHPとMySQLの基本をマスターする「WordPressで学ぶPHPとMySQL」というPDFも販売しています。
これらもぜひよろしくお願いいたします。
ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「CopyrightWidget」というフォルダができます。
そのフォルダを丸ごと、WordPressのインストール先にある「wp-content」→「plugins」ディレクトリの中にアップロードします。
その後、WordPressにログインして、他のプラグインと同様の手順で有効化します。
3.使い方
プラグインのインストールが終わると、ウィジェットの一覧の部分(英語表記では「Available Widgets」)に、「Copyright」のウィジェットが追加されます。
他のウィジェットと同様に、ウィジェット一覧から「Sidebar 1」などのサイドバーに、Copyrightウィジェットをドラッグアンドドロップします。
ウィジェットの設定項目は「Title」(WP本体が日本語化されると「タイトル」になるはず)と「名前」の2つです。
タイトルには、他のウィジェットと同様に、ウィジェットの先頭に表示するタイトルを指定します。
また、「名前」の欄には、ご自分の名前を入力します。
ここで入力した名前が、「Copyright© 2008 - 2009 by ○○○○」のように、Copyrightの最後に表示されます。
4.テンプレートタグ
ウィジェット以外の箇所に、Copyrightを出力したい場合もあります。
そこで、Copyrightを出力するためのテンプレートタグも使えるようにしておきました。
4-1.the_fj_copyright($myname)
このタグの位置に、「Copyright© XXXX-YYYY by ○○○○」のようにCopyrightを出力します。
「XXXX」と「YYYY」は、最も古い記事の年と、最も新しい記事の年になります。
また、「○○○○」には、$mynameパラメータで渡した値が出力されます。
4-2.the_fj_copyright_year()
Copyrightの年号の部分(XXXX-YYYY)だけを出力します。