Google Chrome 2.0正式版リリース

米国時間の5月21日に、Google Chrome 2.0の正式版がリリースされました。

正式版公開の記事(Google Chrome公式ブログ)
Google Chromeのダウンロード

Google Chrome 2.0

1.主な新機能

主な新機能は以下の通りです。

1-1.「よくアクセスするページ」のサムネイルの削除

Google Chromeでは、タブを開くと「よくアクセスするページ」のサムネイルが一覧表示されます。
このページから、サムネイルを削除することができるようになりました。

googlechrome2_2.png

1-2.フルスクリーンモード

キーボードでF11キーを押すと、Google Chromeをフルスクリーンモード(タブやアドレスバーがない状態)にすることができます。

1-3.オートフィル

フォームで一度入力した内容を記録して、次回に同じフォームにアクセスしたときに、自動的に入力することができます。

2.改良点

JavaScriptエンジンの「V8」も改良され、速度がアップしました。
Google Chrome公式ブログの記事によると、タブを複数開いても、JavaScriptを高速に実行できるということです。

試しに、Movable Typeの管理画面(JavaScriptを多用)にログインしてみたところ、明らかにFirefoxやInternet Explorerより動作が軽くなりました。

また、SunSpiderでベンチマークを行ってみると、以下のような結果になりました。
数値の上でも速いことが分かります。

また、JavaScript以外にも、300件以上にのぼる不具合が修正されています。

なお、今のところWindows版のみで、MacOS X等の他のOSで動くGoogle Chromeは開発中です。
また、拡張機能をインストールするような機能も、まだ開発中です。
今後このあたりが改善されてくると、Firefoxともっと闘えるWebブラウザになっていくと思われます。