WordPress 3.6.1インストール済みVagrant環境

WordPress 3.6.1インストール済みの、VagrantのBoxを公開します。
ローカルでのWordPressテスト環境を簡単に作ることができます。

1.インストールする環境

このVagrantのBoxは、以下の環境をベースにしています。

ソフトバージョン
OSCentOS 6.4(64ビット版)
Apache2.2.15
PHP5.4.20
MySQL5.5.34
WordPress3.6.1

2.VirtualBoxとVagrantのインストール

WordPress 3.6.1インストール済み環境を使うには、まずご自分のパソコンにVirtualBoxとVagrantをインストールします。
それぞれ以下からダウンロードします。

また、VirtualBoxには「VirtualBox Extension Pack」もインストールします。
Extension Packも、VirtualBoxのダウンロードページからダウンロードできます。

3.作業用フォルダの準備

Vagrantの設定等を保存するために、ハードディスクに作業用フォルダを1つ作ります。
そして、コマンドを実行して、その作業用フォルダで作業できる状態にします。
Vagrantでの作業はコマンドで行いますので、Vagrantを使い終わるまで、コマンド実行用の画面を開いたままにしておきます。

3-1.Windowsの場合

Windowsの方は、コマンドプロンプトを起動して、以下の順にコマンドを入力します。

ドライブ名:
cd 作業用フォルダ名

例えば、Dドライブに「vagrantwp」というフォルダを作った場合だと、以下のコマンドを実行します。

d:
cd vagrantwp

3-2.Macの場合

Macの方は、ターミナルを起動して、以下のコマンドを入力します。

cd 作業用フォルダ名

例えば、自分のホームのフォルダの中に「vagrantwp」というフォルダを作った場合だと、以下のコマンドを実行します。

cd ~/vagrantwp

4.初期化

次に、作業用フォルダで以下のコマンドを実行して、WordPressインストール済み環境(Box)を初期化します。
なお、Boxのファイルは800MB近くありますので、ダウンロードには時間がかかります。

vagrant box add wp361 http://bit.ly/18t3OxI
vagrant init wp361

5.仮想環境の起動

仮想環境を起動するには、作業フォルダに入った状態で、「vagrant up」のコマンドを入力します。
起動には数分程度時間がかかります。
起動し終わったら、コマンド入力の状態に戻ります。

6.WordPressの利用

仮想環境を起動し終わったら、「http://localhost:8080/wordpress」に接続します。

6-1.WordPressのインストール

初めて接続したときには、WordPressのインストーラが起動しますので、通常通りのインストール手順を取ります。

なお、データベースの設定のステップでは、以下の情報を入力します。

設定項目設定値
データベース名wordpress
ユーザー名wpadmin
パスワードwpadmin
データベース接続の設定

6-2.WordPressの通常利用

インストール終了後は、「http://localhost:8080/wordpress」に接続すると、WordPressのブログが表示されます。
また、「http://localhost:8080/wordpress/wp-admin」に接続すると、WordPressの管理画面が表示されます。

7.仮想環境の終了

WordPressでの作業が終わったら、作業フォルダに入り、「vagrant halt」のコマンドを実行して、仮想環境を終了します。

8.SSH/SFTPでの接続

Vagrant環境に手を加えたい場合は、SSHで接続してコマンドを操作したり、SFTPで接続してファイルをアップロードしたりすることができます。
これらの手順は、以下の記事を参照してください。

9.制限事項

今のところメールサーバーを設定していないので、Vagrant環境からメールを送信することができません。
したがって、メール送信処理があるプラグイン等(例:Contact Form 7)は正しく動作しません。