「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
Movable TypeのTinyMCEでルビ/傍点/縦中横を入力するプラグイン(その1)
Movable TypeのTinyMCEで、ルビ/傍点/縦中横を入力するプラグインを作りました(ただし、動作するのはGoogle ChromeとSafariのみで、ルビの機能は十分に使いやすいとは言えません)。
一般のブログで使うのはもちろんのこと、先日公開したEPUB3プラグインと組み合わせて、ルビ等を含むEPUB3を出力するのに使うこともできます。
今日は、インストールとルビの入力を解説します。
1.プラグインのインストール
当プラグインは、Movable Type 5.2のTinyMCEに対応しています。
プラグインは以下からダウンロードします。
TinyMCEJapaneseSupport_1_00.zip
ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「plugins」と「mt-static」のフォルダができます。
これらのフォルダを、Movable Typeのインストール先にアップロードします。
2.ツールバーの位置の設定
このプラグインをインストールすると、TinyMCEにツールバーが1本追加され、そこにルビ等のボタンが表示されます。
ただ、他のプラグインによって、すでに3段目のツールバーが表示されていて、バッティングすることがあります。
その場合は、システムの管理画面で「ツール」→「プラグイン」を選んでプラグイン一覧を開き、TinyMCEJapaneseSupportプラグインの「設定」のタブで、ツールバーの位置を変えます。
3.ルビの入力
ルビを入力するには、ルビを振る対象の文字を選択して、のボタンをクリックします。
すると、ルビを入力するダイアログボックスが開きますので、ルビを入力して「挿入」ボタンをクリックします。
挿入したルビは、TinyMCEにも表示されます。
4.ルビの削除
一度入力したルビを削除するには、ルビを付けた部分を選択して、のボタンをクリックします。
5.動作の制限
行の先頭にある文字にルビを付けると、その文字の前に別の文字を正しく挿入したときに、挿入した文字にもルビがかかる制限があります。
また、行の最後にある文字にルビを付けると、その文字の後に別の文字を挿入したときに、挿入した文字にもルビがかかる制限があります。
さらに、行の最後の文字にルビを付けている場合、その文字の後に改行を挿入することができない制限もあります。
行の先頭/最後の文字にルビを付けた後で、先頭の前/最後の後に別の文字を入力したい場合は、対象の部分を選択し、のボタンをクリックして、「ルビの追加/編集」のダイアログボックスが開きます。
ルビ付きの文字の前に別の文字を入力したい場合は、「ルビ付き文字の前のテキスト」の欄に、その文字を入力します。
また、ルビ付きの文字の後に別の文字を入力したい場合は、「ルビ付き文字の後のテキスト」の欄に、その文字を入力します。
行の最後の文字にルビを付けていて、その後に改行を入れたい場合は、いったん上記の方法でルビ付き文字の後に別の文字を挿入した後、改行を挿入してから、挿入した文字を削除します。
また、カーソルキーでカーソルを移動する場合、ルビの部分の右端で右カーソルキーを押しても、カーソルが右に移動しない制限もあります。
この場合は、マウスでカーソルを移動したい位置をクリックします。