Movable TypeのTinyMCEでルビ/傍点/縦中横を入力するプラグイン(その2)

昨日の続きで、ルビ/傍点/縦中横を入力するプラグインの使い方を紹介します。
今日は傍点と縦中横の入力と、縦書き表示を確認する方法を取り上げます。

1.傍点の入力

文字に傍点を付けるには、その文字を選択した状態で、傍点の追加ボタンをクリックします。
すると、「傍点」のダイアログボックスが開きますので、傍点の形と塗りつぶし方法を選んで、「挿入」ボタンをクリックします。

「傍点」ダイアログボックス

追加した傍点は、TinyMCE上でも表示されます。

傍点が表示される

なお、傍点を削除するには、対象の文字を選択して、ツールバーに標準である書式の削除ボタンをクリックします。

2.縦中横の入力

縦中横(縦書きの中で、半角英数字を部分的に横書きにすること)を行うには、対象の文字を選択して、縦中横ボタンをクリックします。

標準では、縦中横にした文字は、TinyMCE上では他の文字と区別が付きません。
ただし、スタイルシートを適用して、縦中横の部分に背景色を付けるなどして、他の文字と区別することは可能です。
これについては後日解説します。

3.縦書きの確認

通常は横書きで文章を入力しますが、縦書き/横書きの変更ボタンをクリックして、縦書きでの表示を確認することもできます。

縦書きでの表示を確認する

もう一度縦書き/横書きの変更ボタンをクリックすると、横書きに戻ります。

ただし、縦書きにすると、ルビの位置がずれます。
また、縦書き状態で文字を入力することもできますが、テキストエディタの左端を超えて入力を続けても、入力欄が右にスクロールしません。
これらはWebKitの不具合のようですので、WebKit側で修正されるのを待ちたいと思います。