「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
エントリー内の画像をリストアップするプラグイン・プチバージョンアップ4(エントリータグ指定機能追加)
「エントリー内の画像をリストアップするプラグイン」に対して、「エントリーにつけたタグで、画像を絞り込んで表示したい」というご要望をいただきました。
そこで、プラグインをプチバージョンアップして、この機能を追加してみました。
1.インストール
以下からプラグインをダウンロードすることができます。
プラグインの継続的な開発やサポートのために、プラグインをご利用された方は、ドネーション(寄付)を行っていただけると幸いです。
ドネーションの方法は、こちらのページをご参照ください。
また、このプラグインの他にも、いくつかのプラグインを配布しています。
配布中のプラグインは、Movable Type Plugin Directoryのページをご参照ください。
Movable Typeのプラグイン開発等のドキュメント「Movable Type Developer's Guide Volume 1」も販売しています。
ご自分でプラグインを作ってみたい方に、ぜひお勧めしたい一冊です。
詳細は特設ページをご覧ください。
解凍すると「EntryImages.pl」というファイルができますので、それをMovable Typeの「plugins」ディレクトリにアップロードします。
なお、プラグインの文字コードはutf-8にしてあります。
Movable Typeの文字コードをutf-8以外にしている方は、プラグインの文字コードをMovable Typeに合わせてアップロードしてください。
2.追加点
MTEntryImagesタグに以下のアトリビュートを追加しました。
アトリビュート | 内容 |
---|---|
include_or_tags="タグ1|タグ2|・・・|タグn" | 「タグ1」~「タグn」で指定したタグをいずれか含むエントリーを検索対象にし、その中の画像を出力します。 |
include_and_tags="タグ1|タグ2|・・・|タグn" | 「タグ1」~「タグn」で指定したタグをすべて含むエントリーを検索対象にし、その中の画像を出力します。 |
exclude_or_tags="タグ1|タグ2|・・・|タグn" | 「タグ1」~「タグn」で指定したタグをいずれか含むエントリーを検索対象から除外し、その他のエントリーの中の画像を出力します。 |
exclude_and_tags="タグ1|タグ2|・・・|タグn" | 「タグ1」~「タグn」で指定したタグをすべて含むエントリーを検索対象から除外し、その他のエントリーの中の画像を出力します。 |
3.利用例
以下の例は、MT標準のテンプレートで、サイドバーに画像を出力する例です。
「東京」か「大阪」のタグを含むエントリーを検索対象にし、それらの中から最近の画像を5個検索して出力します。
<div class="module-images module"> <h2 class="module-header">画像</h2> <div class="module-content"> <MTEntryImages img_lastn="5" include_or_tags="東京|大阪"> <p style="text-align : center;"><a href="<MTEntryImageEntry><$MTEntryPermalink$></MTEntryImageEntry>"><img src="<$MTEntryImageSrc$>" width="120" height="90" alt="<$MTEntryImageAlt$>" /></a></p> </MTEntryImages> </div> </div>
4.余談
現状のMovable Typeでは、アップロード後の画像を管理する機能がありません。
これに対し、Movable Typeの開発中プロジェクトの「Wheeljack」では、画像のアップロード機能が強化され、画像を管理することができるようになります。
また、Wheeljackでは画像にタグをつけることもできるようになります。
Wheeljackが正式にリリースされれば、当プラグインで行っているようなことは、MTの標準機能で行えるようになると思われます。