VB 2005とiTunesの相性とその解決

先日公開したMero Changerは、マイクロソフトのVisual Basic 2005で作っています。
その作成中に、「VB 2005とiTunesとの相性が悪い」ことに気づきました。
あちこち検索して解決法も見つけましたので、まとめておきます。

1.相性の内容

iTunesが起動した状態で、VB.2005でプログラムを作ってデバッグを開始し、テキストボックスに何かを入力しようとすると、以下のように「LoaderLockが検出されました」のメッセージが表示されて、プログラムの実行が止まります。
iTunesを終了すると、この現象は起こらなくなります。

↓「LoaderLockが検出されました」のメッセージ

iTunesで音楽を再生しながらVB 2005で開発しようとすると、デバッグの際にいちいちプログラムが止まってしまうので、非常に不便でした。
解決方法が見つかるまでは、VB 2005でプログラムを作るときには、iTunesを使わないようにするしかありませんでした。

2.問題の解決

この問題の解決方法を検索したところ、海外のサイトで解決法が見つかりました。
手順は以下の通りです。

1.VB 2005を起動します。
2.[デバッグ]→[例外]メニューを選びます。
3.「例外」のダイアログボックスが開きますので、「Managed Debugging Assistants」のツリーを開きます。
4.ツリーを下にスクロールすると、「LoaderLock」の設定を行うところがあります。その行の「スローされるとき」のチェックをオフにします。

↓LoaderLockでプログラムが中断しないようにする