大学生に未公開株勧誘トラブルが広がる

読売新聞によると、首都圏の大学生を中心に、以下のようなトラブルが多数発生しているそうです。

「上場すれば儲かる」と未公開株の購入を勧められ、60~70万円を支払ったものの、本当に投資されているのかどうかが分からず、また解約にも応じてもらえない。

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以前に比べて株価が比較的堅調で、また企業買収等の株式関連のニュースが話題になることも多くなりました。
それらの影響で、一般個人の中にも株式投資に注目する人が増えつつあります。
しかし、そのような状況を悪用して、「未公開株へ投資しませんか」と持ちかけて、お金を騙し取るという話も増えています。

大学生の中にも、投資に関心を持つ人が増えていることから、今回のようなトラブルになっているようです。
また、他の人を勧誘すると報酬が支払われるというシステムもあるそうで、これもトラブルを広げる原因になっているようです。

記事では「大学生がトラブルにあっている」ということでしたが、大学生だけがターゲットではありません。
たとえば、「未公開株を買いませんか」と電話等で勧誘されたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

未公開の株は、企業が譲渡制限を行っていることが多く、よほどのことがないと手に入るものではありません。
したがって、「未公開株に投資しませんか」というような話は、ほとんどが詐欺的なものであると言えます。
くれぐれも、このような話には乗らないようにしてください。