EntryCategoriesタグを改良するプラグイン(その1)

Movable Typeで、ブログ記事が属しているカテゴリの情報を出力するには、MTEntryCategoriesというタグを使います。
このタグを改良したものを以前に公開していましたが、それをMT4に対応させ、さらに以下のような機能を追加しました。

  • カテゴリに加えてフォルダにも対応
  • 記事が属するカテゴリーのすべての記事を出力
  • ウェブページが属するフォルダのすべてのウェブページを出力

このプラグインの解説を3日に分けて行います。
今日は、このプラグインで追加されるタグを紹介します。

1.インストール

まず、以下のリンクをクリックして、Zipファイルをダウンロードします。

EntryCategoriesEx_2_00.zip

プラグインの継続的な開発やサポートのために、プラグインをご利用された方は、ドネーション(寄付)を行っていただけると幸いです。
ドネーションの方法は、こちらのページをご参照ください。

また、このプラグインの他にも、いくつかのプラグインを配布しています。
配布中のプラグインは、Movable Type Plugin Directoryのページをご参照ください。

Movable Typeのプラグイン開発等のドキュメント「Movable Type Developer's Guide Volume 1」も販売しています。
ご自分でプラグインを作ってみたい方に、ぜひお勧めしたい一冊です。
詳細は特設ページをご覧ください。

ファイルを解凍すると、「EntryCategoriesEx」というフォルダができます。
このフォルダを、Movable Typeの「plugins」ディレクトリの中にアップロードします。

なお、このプラグインはMovable Type 4以降で動作するはずです。
動作確認はMT4.21で行いました。

2.追加されるテンプレートタグ

このプラグインをインストールすると、以下のテンプレートタグが追加されます。

MTEntryPrimaryCategory

エントリーが属する主カテゴリーの情報を出力するためのブロックタグです。
ブロックの中では、MTCategory系のタグを使って、カテゴリーの情報を出力することができます。
また、MTEntriesタグのブロックを入れると、主カテゴリーに属する記事の情報を出力することができます。

MTEntrySecondaryCategories

エントリーが属する副カテゴリーの情報を出力するためのブロックタグです。
ブロックの中では、MTCategory系のタグを使って、カテゴリーの情報を出力することができます。
また、MTEntriesタグのブロックを入れると、副カテゴリーに属する記事の情報を出力することができます。

MTEntryCategoriesEx(またはMTEntryCategoriesModified)

エントリーが属する主/副カテゴリーの情報を順に出力するためのブロックタグです。
まず主カテゴリーが出力され、その後に副カテゴリーが出力されます。
ブロックの中では、MTCategory系のタグを使うことができます。
また、MTEntriesタグのブロックを入れると、主/副カテゴリーに属する記事の情報を出力することができます。

MTEntryCategoryCount

エントリーが属するカテゴリーの数を出力します。

MTEntryIfPrimaryCategory

エントリーに主カテゴリーがあるかどうかを判断するブロックタグです。
エントリーに主カテゴリーがあれば、このタグのコンテナの内部が処理されます。

MTEntryIfSecondaryCategories

エントリーに副カテゴリーがあるかどうかを判断するブロックタグです。
エントリーに副カテゴリーがあれば、このタグのコンテナの内部が処理されます。

MTPageFolderEx(またはMTPageFolderModified)

ウェブページが属するフォルダの情報を出力するためのブロックタグです。
ブロックの中では、MTFolder系のタグを使って、フォルダの情報を出力することができます。
また、MTPagesタグのブロックを入れると、同一フォルダに属する記事の情報を出力することができます。

MTPageIfFolder

ウェブページがフォルダに属しているかどうかを判断するブロックタグです。
ウェブページがフォルダに属していれば、このタグのコンテナの内部が処理されます。