Data API Library for Android(その1・概要とサンプルアプリ)

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先日のMTDDC Meetup TOKYO 2016で発表した通り、Movable TypeのData API Library for Androidを公開します。
このライブラリを使うと、Data APIでMovable Typeと連携するようなAndroidアプリを開発することができます。
今日はその概要と、当ライブラリで作ったサンプルアプリを紹介します。

1.概要

Movable TypeのData APIは、REST形式でMovable Typeにアクセスし、データの取得や更新を行うことができる仕組みです。
現状で、シックスアパート公式のSDKとして、JavaScript用Swift用の2つが公開されています。
また、拙作のライブラリとして、PHP用VBA用を公開しています。

今回公開するライブラリは、上記と同様の機能のライブラリで、Androidでのアプリ開発に使えるものです。
Androidでは通常はJava言語でアプリを開発しますので、ライブラリもJava言語になっています。
Android用のHTTP通信ライブラリの「Volley」をベースに、Data APIでのアクセスを行いやすくしたものになっています。

2.サンプルアプリ

当ライブラリを使ったサンプルアプリとして、記事の編集を行うアプリを作ってみました。

2-1.インストール

コンパイル済みのapkファイルは以下からダウンロードすることができます。
このapkファイルをAndroid端末にインストールすれば、動作を試すことができます。

entry_sample.apk

また、ソースコードは以下のZipファイルです。
Zipファイルを展開すると「EntrySample」というフォルダができます。
このフォルダをAndroid Studioに読み込めば、ソースコードを見ることができます。

EntrySample.zip

2-2.サインイン

サンプルアプリを起動すると、サインインのページが開きます。
以下の各情報を入力して、「サインイン」のボタンをクリックします。

項目内容
Movable Typeのインストール先mt.cgiのあるディレクトリのアドレスを入力します。
ユーザー名ログインする際のユーザー名を入力します。
パスワードそのユーザーのWebサービスパスワード(ユーザーの管理画面の「Webサービスパスワード」の欄に設定した値)を入力します。
通常のログイン時のパスワードとは異なります。
サイトID編集対象のウェブサイトまたはブログのIDを入力します。

サインインのページ

2-3.記事の一覧

サインインすると、指定したウェブサイトまたはブログの記事の一覧が表示されます。
1ページに10件ずつ表示され、「前」「次」のボタンで前後のページに移動することができます。

記事の一覧

2-4.記事の作成/編集

「新規作成」ボタンをタップすると、記事を新規作成するページが開きます。
また、記事一覧で記事のタイトルをタップすると、その記事を編集するページが開きます。
タイトルと本文を入力して「保存」ボタンををタップすれば、記事を保存することができます。

記事の編集

2-5.記事の表示の確認

記事一覧のページで、各記事の右にある記事の表示ボタンをクリックすると、その記事のページのサイト上での表示を確認することができます。

記事の表示の確認

2-6.記事の削除

記事一覧のページで、各記事の右にある記事の削除ボタンをクリックすると、その記事を削除することができます。

記事の削除確認