「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
VBA用Data APIライブラリ(その1・準備)
先日のPHP用Data APIライブラリに続き、VBA(Visual Basic for Applications)用のData APIライブラリを公開します。
マイクロソフトのOfficeアプリケーション(Excel等)とMovable Typeを連携することができます。
今日は、ライブラリのダウンロードから、各種の準備作業までを解説します。
1.概要
Officeアプリケーションには、「VBA」(Visual Basic for Applications)というプログラム言語が搭載されていて、マクロ等の開発に利用することができます。
このVBAを使って、OfficeアプリケーションからMovable TypeのData APIを呼び出すことで、OfficeアプリケーションとMovable Typeの間で連携を取ることができます。
例えば、以下のような使い方が考えられます。
- Excel等で管理しているデータをMovable Typeに投入する
- Movable Typeの記事をExcel等に取り込む
- Movable Typeの管理画面を使わずに、Excel等でMovable Typeを管理する
今回公開するライブラリは、上記のようなプログラムを作るための基盤となるものです。
2.ライブラリのダウンロード
ライブラリのファイルは、以下のリンクからダウンロードすることができます。
3.ライブラリの組み込み
ダウンロードしたファイルを解凍すると、「MTDataAPI.cls」と「JSONLib.cls」の2つのファイルができます。
この2つのファイルを、ご自分のExcel等のファイルに組み込みます。
手順は以下の通りです。
- Excel等で「開発」リボンの「Visual Basic」ボタンをクリックし、VBAのエディタを開きます。
- 「ファイル」→「ファイルのインポート」メニューを選びます。
- ファイル選択画面が開きますので、MTDataAPI.clsファイルを選択してインポートします。
- 再度「ファイル」→「ファイルのインポート」メニューを選び、「JSONLib.cls」ファイルをインポートします。
4.参照設定
次に、WindowsやOfficeで提供されているライブラリを組み込みます。
手順は以下の通りです。
- VBAのエディタの画面で、「ツール」→「参照設定」メニューを選びます。
- 組み込み可能なライブラリの一覧が表示されますので、以下の各ライブラリのチェックをオンにします。
- Microsoft ActiveX Data Objects 6.1 Library
- Microsoft Script Control 1.0
- Microsoft Scripting Runtime
- Microsoft VBScript Regular Expressions 5.5
- Microsoft XML v6.0
- 「OK」ボタンをクリックします。