「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」が発売されました。
「WordPressで学ぶPHP」シリーズの第1巻で、WordPressを通してPHPを学んでいく本です。
この本では、PHPの基本となる変数と制御構造について解説します。
Kindle本で、定価500円です。
LayoutBlockプラグインβ1(その3・テンプレートの作り方)
LayoutBlockプラグインの続きで、テンプレートの作り方を解説します。
1.モジュールの作成
LayoutBlockプラグインでは、レイアウトしたブロックの中に「モジュール」を入れて、ページに出力する内容を決めます。
モジュールは、Movable Type標準のテンプレートモジュールの機能で作ります。
テンプレートタグの組み方は、一般のテンプレートモジュールと同じです。
ただし、一般のテンプレートモジュールと区別するために、テンプレート編集画面の「テンプレートの設定」の「テンプレートモジュールのタイプ」のところで、「レイアウト用」を選択します。
2.レイアウトを行うテンプレートタグ
次に、インデックステンプレートやアーカイブテンプレートで、レイアウトに沿って出力したい部分に、以下のようなテンプレートタグを入れます。
<mt:Layout name="レイアウトの名前">
<mt:LayoutRows>
行の先頭に出力するHTML等
<mt:LayoutBlocks>
ブロックの先頭に出力するHTML等
<mt:LayoutModules>
<$mt:IncludeLayoutModule$>
</mt:LayoutModules>
<$mt:LayoutRecurse$>
ブロックの最後に出力するHTML等
</mt:LayoutBlocks>
行の最後に出力するHTML等
</mt:LayoutRows>
</mt:Layout>
「レイアウトの名前」には、レイアウトを作成した時に付けた名前を指定します。
行/ブロックの先頭と最後に出力するHTMLは、お使いのCSSフレームワーク等(のグリッドシステム)に合わせます。
ブロックの先頭のHTMLでは、そのブロックのカラム数(および、必要であれば行全体のカラム数)を、クラスで指定します。
ブロックのカラム数/行全体のカラム数は、それぞれMTLayoutBlockColumnCount/MTLayoutRowColumnCountというテンプレートタグで出力することができます。
3.テンプレートタグの組み方の例
例えば、CSSフレームワークのFoundationの場合、グリッドシステムは以下のようにマークアップするようになっています。
行を表すdiv要素には「row」のクラスをつけます。
また、ブロックを表すdiv要素には、「colmns」と「large-XX」のクラスを付けます(XXはカラム数)。
<div class="row">
<div class="large-XX columns">
ブロックの中身
</div>
<div class="large-XX columns">
ブロックの中身
</div>
・・・
</div>
これをLayoutBlockプラグイン用に書き換えると、以下のようになります。
<mt:Layout name="レイアウトの名前">
<mt:LayoutRows>
<div class="row">
<mt:LayoutBlocks>
<div class="large-<$mt:LayoutBlockColumnCount$> columns">
<mt:LayoutModules>
<$mt:IncludeLayoutModule$>
</mt:LayoutModules>
<$mt:LayoutRecurse$>
</div>
</mt:LayoutBlocks>
</div>
</mt:LayoutRows>
</mt:Layout>
