「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
イベントカレンダープラグイン(その3・FullCalendarでのカレンダーの出力)
イベントカレンダープラグインでは、jQueryのFullCalendarを使って、イベントカレンダーを比較的簡単に出力することができます。
1.イベントカレンダー出力用インデックステンプレートの作成
まず、イベントカレンダーを出力するために、インデックステンプレートを作成します。
サイトのデザインに合わせるために、メインページのテンプレートの内容をコピーして、イベントカレンダー用のテンプレートに貼り付けると簡単です。
2.イベントカレンダー用のdiv要素を追加
次に、テンプレートの中で、イベントカレンダーを出力したい位置に、以下のdiv要素を入れます。
<div id="calendar"></div>
3.イベントカレンダー出力用のコードを追加
次に、テンプレートの中で、</body>タグの直前に、以下のコードを追加します。
<script src="<$mt:StaticWebPath encode_html="1"$>jquery/jquery.min.js"></script> <script type="text/javascript" src="<$mt:StaticWebPath$>data-api/v1/js/mt-data-api.js"></script> <mt:EventCalendarJSBlock> <$mt:EventCalendarJS id="calendar"$> </mt:EventCalendarJSBlock>
なお、jQueryを他の位置ですでに組み込んでいる場合、上のコードの1行目は不要です。
4.カレンダー用div要素のIDの変更
カレンダー用のdiv要素のIDは、「calendar」ではない他の値にすることもできます。
その場合、手順3.のコードの4行目(MTEventCalendarJSタグ)で、「id="calendar"」の部分を、div要素のIDと同じにします。
例えば、カレンダー用のdiv要素のIDを「event_calendar」にしたとします。
この場合、MTEventCalendarJSタグを以下のように書きます。
<$mt:EventCalendarJS id="event_calendar"$>
5.スタイルシートの調整
組み込み先のページのスタイルシートによっては、カレンダーのデザインと合わなかったり、見た目があまり良くなかったりする場合もあります。
そのような場合には、適宜スタイルシートを修正します。
なお、カレンダーの各部に割り当てられるクラスやIDは、Webブラウザのデバッグ系の機能を使ってご確認ください。