「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
KDPでfont-familyが効かなくなる不具合
先日発売した「黒い画面は怖くない ターミナルでWeb製作をパワーアップ」で、Kindle版ではファイル中に指定したフォント(font-familyプロパティ)が効かない不具合が発生しています。
その後も試行錯誤して、原因らしいことは見えてきましたが、「こうすれば絶対大丈夫」と言える方法は見つかっていません。
通常のCSSでは、クラスセレクタでfont-familyプロパティを指定すれば、それぞれのクラスで別々のフォントで表示することができます。
例えば、以下のようにすれば、「class="a"」と「class="b"」のそれぞれのp要素で、フォントを別にすることができます。
p.a { font-family : ○○○; } p.b { font-family : □□□; }
ところが、KDPでファイルを変換する際に、変換元のEPUBにこのような状態のCSSが含まれていると、font-familyプロパティの行が削除されてしまうようです。
1つの要素に対して、font-familyプロパティを1回だけ指定するようにすれば、font-familyプロパティが正しく反映されるようです。
ただ、1つの要素に対して、font-familyプロパティを1回だけ指定するようにしても、変換元のファイルによっては上手くいかない場合もあります。
原因がつかみ切れない状況です。
ちなみに、Kindle PreviewerにEPUBファイルを読み込んで変換すれば、上記のような問題は起こりません。
KDPにアップロードしたときのみ、問題が起こります。
ただ、以前に「はじめての正規表現 for Web Creator」を出版した際には、KDPにアップロードしたときでも問題は起こりませんでした(そのファイルを今アップロードすると、問題が起こります)。
おそらく、KDP内のEPUB変換処理がバージョンアップして、その際に何か不具合が混入したように思います。