iPadでWindows 8にリモート接続する「Win8 Metro Testbed」

「Windows 8をインストールしたものの、ディスプレイがタッチに対応していなくて・・・」という方は、少なくないと思います。
しかし、iPadもお持ちであれば、「Win8 Metro Testbed」というアプリで、タッチの雰囲気を楽しむことができます。

Win8 Metro Testbedは、iPadからWindows 8にリモート接続するアプリです。
Windows 8側に「Splashtop Streamer」というリモート接続のサーバーをインストールしておき、Win8 Metro Testbedで接続します。

iPad(2012年春モデル)で実際に使ってみると、結構スムーズに動作しました。
iPadとWindows 8の両方の画面を見比べると、画面をスワイプするときなど、画面の動きが大きいときにはiPadの画面が若干遅れて動いていることが分かります。
ただ、iPad単体で見ていると、遅延はほとんど気にならない程度です。
また、キー入力など、画面の動きが小さければ、遅延はほとんど0です。
Windows側で出た音も、iPadで再生されます。
Windows 8独自の操作(「画面右端から左にスワイプしてチャームを表示」など)にも対応しています。

有償のアプリですが(本記事執筆時点では限定セールで850円)、その価値はあると思います。
特に、Windowsストアアプリ開発時の動作検証や、Windows 8でのInternet Explorerでの動作検証などで、実機テストの代わりとして使うのに良さそうです。

ちなみに、Splashtop StreamerはWindows用とMac用があります。
どちらかにStreamerをインストールして、もう片方に「Splash Remote Desktop」というアプリ(無料)をインストールすると、WindowsからMac(あるいはその逆)のリモート接続を行うこともできます。
VNCでも同様のことができますが、VNCよりはるかにスムーズに動作します。