「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
FacebookのGraph API(その7・Postオブジェクト)
だいぶ間が開きましたが、FacebookのGraph APIの解説を続けます。
今回は、Postオブジェクトを取り上げます。
1.Postオブジェクトの概要
Postオブジェクトは、ウォールに投稿したメッセージを表します。
例えば、以下のアドレスに接続すると、当ブログの昨日の記事について、ウォールに投稿した情報を得ることができます。
https://graph.facebook.com/1268097446_2537490357741
Facebook Developersによると、Postオブジェクトを得るためには、アクセストークンが必要となっています。
ただ、本記事執筆時点では、アクセストークンがなくても情報を得ることができています。
また、read_streamのPermissionを含むアクセストークンを指定すれば、公開範囲を限定したPostの情報も得ることができます(例:友達のみに公開したPost)。
2.Postオブジェクトのフィールド
Ppstオブジェクトには以下のようなフィールドがあります。
フィールド名 | 概要 | 戻り値 |
---|---|---|
id | PostのID | 文字列 |
from | Postを投稿したユーザー | id/nameフィールドがあるオブジェクト |
to | Postの中で言及されているユーザー | id/nameフィールドがあるオブジェクトの配列(※) |
message | Postのメッセージ | 文字列 |
picture | Postに付加された画像 | URLを含む文字列 |
link | Postに添付されたリンク | URLを含む文字列 |
name | リンクの名前 | 文字列 |
caption | リンクのキャプション | 文字列 |
description | リンクの概要 | 文字列 |
source | Postに埋め込まれた動画 | URLを含む文字列 |
properties | 動画のプロパティ | name/textフィールドがあるオブジェクトの配列 |
icon | Postのタイプを表すアイコン | URLを含む文字列 |
actions | Postへのアクション | name/linkフィールドがあるオブジェクトの配列 |
privacy | Postの公開設定 | valueフィールドと、オプションのfriends/networks/allow/denyフィールドがあるオブジェクト |
type | Postのタイプを表す文字列 | 文字列 |
likes | Postにいいねをつけたユーザー | id/nameフィールドがあるオブジェクトの配列 |
comments | Postへのコメント | id/from/name/created_timeフィールドがあるオブジェクトの配列 |
object_id | 写真や動画のFacebookオブジェクトID | 数値 |
application | Postの投稿元のアプリケーション | id/nameフィールドがあるオブジェクト |
created_time | Postが公開された日時 | ISO-8601日時型の文字列 |
updated_time | Postが最後に更新された日時 | ISO-8601日時型の文字列 |
targeting | Postの公開範囲の地域と言語(FacebookページのPostのみ) | 国/市/地域/ロケールをコンマ区切りにしたオブジェクト(※) |
※がついているフィールドは、当方でテストした限りでは、データのフォーマットを確認できていません。