FacebookのGraph API(その7・Postオブジェクト)

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だいぶ間が開きましたが、FacebookのGraph APIの解説を続けます。
今回は、Postオブジェクトを取り上げます。

1.Postオブジェクトの概要

Postオブジェクトは、ウォールに投稿したメッセージを表します。
例えば、以下のアドレスに接続すると、当ブログの昨日の記事について、ウォールに投稿した情報を得ることができます。

https://graph.facebook.com/1268097446_2537490357741

Facebook Developersによると、Postオブジェクトを得るためには、アクセストークンが必要となっています。
ただ、本記事執筆時点では、アクセストークンがなくても情報を得ることができています。

また、read_streamのPermissionを含むアクセストークンを指定すれば、公開範囲を限定したPostの情報も得ることができます(例:友達のみに公開したPost)。

2.Postオブジェクトのフィールド

Ppstオブジェクトには以下のようなフィールドがあります。

フィールド名概要戻り値
idPostのID文字列
fromPostを投稿したユーザーid/nameフィールドがあるオブジェクト
toPostの中で言及されているユーザーid/nameフィールドがあるオブジェクトの配列(※)
messagePostのメッセージ文字列
picturePostに付加された画像URLを含む文字列
linkPostに添付されたリンクURLを含む文字列
nameリンクの名前文字列
captionリンクのキャプション文字列
descriptionリンクの概要文字列
sourcePostに埋め込まれた動画URLを含む文字列
properties動画のプロパティname/textフィールドがあるオブジェクトの配列
iconPostのタイプを表すアイコンURLを含む文字列
actionsPostへのアクションname/linkフィールドがあるオブジェクトの配列
privacyPostの公開設定valueフィールドと、オプションのfriends/networks/allow/denyフィールドがあるオブジェクト
typePostのタイプを表す文字列文字列
likesPostにいいねをつけたユーザーid/nameフィールドがあるオブジェクトの配列
commentsPostへのコメントid/from/name/created_timeフィールドがあるオブジェクトの配列
object_id写真や動画のFacebookオブジェクトID数値
applicationPostの投稿元のアプリケーションid/nameフィールドがあるオブジェクト
created_timePostが公開された日時ISO-8601日時型の文字列
updated_timePostが最後に更新された日時ISO-8601日時型の文字列
targetingPostの公開範囲の地域と言語(FacebookページのPostのみ)国/市/地域/ロケールをコンマ区切りにしたオブジェクト(※)

※がついているフィールドは、当方でテストした限りでは、データのフォーマットを確認できていません。