Facebookがアプリ用のクラウドを提供(その2)

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昨日の続きで、herokuを使ってFacebookアプリを公開する方法を紹介します。

1.Heroku Toolbeltのインストール

Herokuでは、gitを使ってソースコードを管理します。
git等のツール一式は、「Heroku Toolbelt」にまとめられていますので、それをインストールします。

各環境用のHeroku Toolbeltは、こちらのページからダウンロードすることができます。

2.Herokuにログインする

まず、ターミナルを起動して、「heroku login」のコマンドを入力します。
メールアドレスとパスワードを入力するようにメッセージが表示されますので、herokuに登録したメールアドレスとパスワードを入力します。

次に、「Could not find an existing public key. Would you like to generate one? [Yn] 」というメッセージが表示されますので、「Y」のキーを押します。

3.ソースコードをダウンロードする

次に、以下のgitコマンドを入力して、ソースコードをダウンロードします。
Windowsの場合、Heroku Toolbeltをダウンロードすると、デスクトップに「Git Bash」というアイコンができますので、そちらを起動してコマンドを入力します。
なお、アプリ名は、Facebookアプリの設定のページの「Hosting URL」の欄で調べます。
「https://XXXXXX-XXXXXX-XXXX.herokuapp.com/」の「XXXXXX-XXXXXX-XXXX」がアプリ名です。

git clone git@heroku.com:アプリ名.git -o heroku

例えば、あなたのアプリ名が「foo-bar-1234」なら、以下のコマンドを入力します。

git clone git@heroku.com:foo-bar-1234.git -o heroku

ダウンロードが終わると、ユーザーのフォルダに、アプリ名のフォルダが作られ、その中にソースコードが格納されます。

4.初期化する

ソースコードをダウンロードしたら、以下のコマンドを入力して、初期化の作業を行います。
「自分のメールアドレス」には、Herokuに登録したメールアドレスを入力します。

cd アプリ名
git config user.name "自分の名前"
git config user.email "自分のメールアドレス"

例えば、アプリ名が「foo-bar-1234」、名前が「Foo Bar」、メールアドレスが「foo@bar.com」の方なら、以下のように入力します。

cd foo-bar-1234
git config user.name "Foo Bar"
git config user.email "foo@bar.com"

4.ソースをコミットする

初期化が終わったら、ダウンロードしたソースコード適宜修正して、自分のアプリを作っていきます。
そして、修正が終わったら、「コミット」という作業を行って、修正を確定します。

コミットするには以下のコマンドを入力します。
「コメント」には、修正内容が分かるようなコメントの文章を入れます。

git commit -am "コメント"

5.ソースをプッシュする

コミットが終わったら、以下のコマンドを入力して、ソースをherokuにプッシュ(アップロード)します。

git push heroku

プッシュが終わったら、Webブラウザでアプリのアドレスにアクセスして、修正が反映されたことを確認します。