日経平均株価が1万円台に

昨日(7月6日)の日経平均株価の終値は、10,082.48円でした。
5月2日以来、約2か月ぶりに1万円台を回復しました。

東日本大震災以降、日本の株式市場は膠着状態が続きました。
震災直後は日経平均株価が一時的に8,000円台まで急落しましたが、その後は9,500円を挟んだ狭い値動きが続いていました。

5月2日に、アルカイダのビンラディンが殺害されたというニュースによって、日経平均株価が1万円台を回復しました。
しかし、その後はまた下落し、9,500円近辺での攻防に戻りました。

ところが、6月17日の9,351.40円を底に、日経平均株価が上昇傾向に入りました。
世界的に6月下旬から株価は上昇傾向で、日経平均株価もその流れに乗っています。

東日本大震災当日(3月11日)の日経平均株価の終値は、10,254.43円でした。
この水準を超えられるかどうかが、1つのポイントになりそうです。

ただ、現在の不安材料として、アメリカの民主党と共和党の間で、債務上限の引き上げが成立するかどうかという点があります。
8月2日までに引き上げが成立しないと、アメリカ国債がデフォルトするという事態に陥ります。
もしそうなれば、リーマンショックを上回る混乱になることは避けられないです。
アメリカの動きには注意が必要です。