auがWiMAX対応スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」を発表

auが、WiMAX対応のAndroidスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」を発表しました。

auのAndroid™搭載スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」の発売について
auのAndroid™搭載スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」の発売について〈別紙〉

ISW11HTの最大のセールスポイントは、WiFiテザリング機能を解禁したことです。
WiMAXだけでなく、CDMA 1X WINでもデザリングが可能で、広いエリアでテザリングを使うことができます。
首都圏などのWiMAXが充実したエリアではWiMAXを使い、地方ではCDMA 1X WINでテザリングすることが可能です。

また、テザリングはパケット定額サービスの対象になっています。
パケット定額の基本料金は月額5,460円で、WiMAXを使った月は525円が加算されます。
実質的に、5,985円でWiMAXとCDMA 1X WINの両方でテザリングできることになります。
ただし、CDMA 1X WINは月間の通信量が5GBを超えると、帯域制限がかかるということです(WiMAXは帯域制限なし)。
ISW11HTは、通信の高速性/広いエリアでの通信/リーズナブルな料金の3つを、バランス良く備えた製品だと思います。

高速通信の対抗サービスとしては、現状ではNTTドコモのXiがあります。
しかし、Xiは月間の通信料が5GBを超えると2GBごとに料金が追加になりますので(現状はキャンペーンで定額になっていますが)、ヘビーに使う人には厳しいです。

auは、スマートフォンでは出遅れていた感があります。
今回のISH11HTで、どのぐらい巻き返せるかに注目したいです。
また、ISH11HTに対抗して、他社がデータ通信の値下げを行うこともあるかもしれませんので、その点にも注目です。