Pocket WiFi S入手

Pocket WiFi S1月14日に、イーモバイルから「Pocket WiFi S」が発売されました。

Android搭載のエントリークラスのスマートフォンですが、イーモバイルではモバイルルーターとして販売しています。

予約しておいたところ、昨日届きましたので、簡単にレポートします。

モバイルルーター機能を重視したスマートフォン

前述したように、イーモバイルではPocket WiFi Sをモバイルルーターとして販売しています。
画面の中央に「Pocket Wifi」のアイコンが大きく表示され、それをタップすることで、モバイルルーター機能のオン/オフを簡単に切り替えることができます。
小さくて軽いので、ポケットに入れていてもほとんど邪魔になりません。

また、Androidスマートフォンなので、Androidとしての基本機能を使うこともできます。
メールやWebブラウズができるのはもちろんのこと、Androidマーケットからアプリケーションをダウンロードして使うこともできます。
解像度が低いので(240×320ピクセル)、細かい作業には向いていませんが、いろいろな使い方ができそうです。

通信速度はいま一つ?

モバイルルーターとして使う場合、通信速度が気になるところです。
そこで、これまで使っていた光ポータブル+EM chipと、Pocket WiFi Sとで、通信速度の比較をしてみました。

RBBTodayのスピード計測テストで、10回の計測結果の平均を出してみたところ、以下のような結果になりました。
光ポータブルの方が速い結果になっています。
実際にWebページを開いてみても、光ポータブルの方がスムーズに開きます。

 下り(MBPS)上り(MBPS)
Pocket WiFi S1.070.84
光ポータブル2.091.11

光ポータブルもEM chipを入れて使っていますので、回線はイーモバイルです。
Pocket WiFi Sの処理能力が十分でなく、回線の速度を生かし切れていないのではないかと思われます。
この点はやや残念です。

電池のもちはそこそこ

公称のバッテリー持続時間は、モバイルルーターとして使う場合で4時間となっています。
ただ、公称と実際の値はあまり一致しません。

そこで、電池のもちを試してみました。
Pocket WiFi Sのモバイルルーター機能をオンにしたままの状態にし、外出してiPhoneから数分おきぐらいの間隔でWiFiで接続し、アプリを使ったりしてみました。
その結果、1時間ほど使った時点で、バッテリーの残量は79%という表示でした。

この結果だと、単純計算だと5時間程度電池が持つことになります。
連続通信で公称4時間なので、断続的な通信なら、5~6時間程度は電池がもちそうです。