今後のMTへの要望(その2・テンプレートタグ依存度を下げる)

Movable Typeの特徴として、テンプレートタグが強力で、テンプレートタグの組み合わせ次第でいろいろなことができる点があげられます。
一方で、テンプレートタグに過度に依存している面があるとも言えます。
このことが、Movable Typeのとっつきにくさの1つの原因になっていると思います。

そこで、テンプレートタグでできることであっても、もっと簡単に操作できるように、管理画面に機能を追加することを要望したいです。

1.条件に応じてテンプレートを切り替える

Movable Typeに対する質問の中で、以下のような質問をよく見かけます。

  • カテゴリアーカイブページを出力する際に、カテゴリ毎にテンプレートを使い分けたい
  • ブログ記事アーカイブページを出力する際に、ブログ記事の所属カテゴリに応じてテンプレートを変えたい

現状のMovable Typeでも、カスタムフィールドとMTIfタグ等を組み合わせれば、標準機能だけでも条件に応じてテンプレートを変えることは可能です。
しかし、そのような手順は、決して簡単とは言えません。
管理画面上で、条件に応じてテンプレートを切り替えられるような機能が必要だと思います。

2.モディファイアのセットを管理画面で設定する

テンプレートタグの中には、MTEntriesタグなど、モディファイアを指定することで、出力を柔軟に変えることができるタグもあります。
ただ、モディファイアをすべて覚えるのは大変ですし、手作業でモディファイアを書くのも大変です。

また、場合によっては、モディファイアの設定値を顧客側でカスタマイズできるようにしたいこともあります。
しかし、顧客にテンプレートをいじらせるのは良くないです。

そこで、「モディファイアのセット」を管理画面で定義・設定して、テンプレートタグにはそのセットの名前を指定する、といったことができるようになると良いと思います。
例えば、MTEntriesタグであれば、以下のようなモディファイアのセットを、管理画面で一括して設定できるようにします。

  • 出力する記事の数(lastn)
  • 記事が属するカテゴリ(category)
  • 記事につけたタグ(tag)
  • 並べ替えのキー(sort_by)
  • 並び順(sort_order)
  • スキップする記事の数(offset)
  • etc.

そして、テンプレート側では「<mt:Entries modifier_set="foo">」のように、モディファイアのセットの名前を指定できるようにします。