Internet Explorer 9プラットフォームプレビュー版が公開

Webの進化に伴って、Webブラウザの競争も激しくなっています。
このような中で、マイクロソフトがInternet Explorer 9のプラットフォームプレビュー版(β版より前の段階)を公開しました。

Internet Explorer 9プラットフォームプレビュー版のダウンロードとデモのページ

これまでのInternet Explorerは、Web標準への対応が不十分でした。
そのため、WebデザイナーやWeb開発者にとっては、IEだけ別途対応することが必要な場面が出ることが多く、頭痛の種の1つだったと言えます。

そこで、Internet Explorer 9では、Web標準への対応に力を入れるということです。
また、HTML5やCSS3など、現在策定が進められている規格にも、対応していくようです。
デモのページを見る限りでは、CSS3の角丸や、DOMのaddEventListenerなどに対応していて、他のWebブラウザとの互換性が上がっています。

また現在では、JavaScriptを駆使してリッチなユーザーインターフェースを提供することが多くなっています。
しかし、Internet Explorerは、最近の他のWebブラウザと比べて、JavaScriptの実行速度が遅いです。
Internet Explorer 9では、この点の改善されます。

今後は、新しい試みとして、ベータ版が公開されるまで、8週間おきにプラットフォームプレビュー版の最新版を公開していくということです。
新版を公開するたびに、Web開発者等からのフィードバックが行われることになるでしょう。
これまでのInternet Explorerと比べて、よりユーザーの声を反映した製品になるのではないかと思います。

後でインストールしてみて、動作を試してみたいと思います。