JumpBox を使ったローカル環境の作成(その8・SSHでの接続)

JumpBoxでは、Webアプリケーションソフト等をインストールする前の準備として、ターミナルでコマンド操作を行うことがあります。
そこで、「JumpBoxを使ったローカル環境の作成」の第8回として、SSHでLAMPdのターミナルにログインして、コマンド操作を行う方法を紹介します。

1.Windowsでの接続

Windows用のSSH対応ターミナルソフトはいくつかあります。
その中で、「TeraTerm」がよく使われていると思いますので、TeraTermでの接続方法を紹介します。

TeraTermを起動すると、「新しい接続」のダイアログボックスが開きます。
以下の各項目を入力して、「OK」ボタンをクリックします。

項目入力内容
ホストLAMPdのIPアドレスを入力します。
サービス「SSH」を選びます。
SSHバージョン「SSH2」を選びます。

TeraTermでLAMPdに接続する

初めて接続する際には、セキュリティ警告のメッセージが表示されます。
「続行」ボタンをクリックして、接続を続けます。

セキュリティ警告のメッセージ

次に、SSH認証のダイアログボックスが表示されます。
「ユーザ名」の欄に、「admin」と入力します。
また、「パスフレーズ」の欄に、LAMPdの初期化の際に設定したパスワードを入力します。
これらを入力したら、「OK」ボタンをクリックします。

ユーザ名とパスフレーズの入力

接続が終わると、以下のようにターミナルの画面が表示され、コマンドを入力できる状態になります。

TeraTermでターミナルに接続したところ

2.Mac OS Xでの接続

Mac OS Xでは、OS標準のターミナルに、SSH接続の機能が含まれています。

まず、Finderで「移動」→「ユーティリティ」メニューを選び、「ユーティリティ」のフォルダを開きます。
その中に「ターミナル」がありますので、ダブルクリックして起動します。

ターミナルを起動したら、以下のようにコマンドを入力します。
例えば、LAMPdのIPアドレスが「192.168.1.131」の場合だと、「ssh admin@192.168.1.131」と入力します。

ssh admin@LAMPdのIPアドレス

初めて接続したときには、以下のような警告メッセージが表示されます。
キーボードで「yes」と入力して、Enterキーを押します。

The authenticity of host '192.168.1.131 (192.168.1.131)' can't be established.
RSA key fingerprint is 55:e2:ed:b7:3b:06:7e:b6:3c:6d:41:94:08:13:d4:b3.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?

次に、パスワードを入力する状態になります。
LAMPdの初期化の際に設定したパスワードを入力して、Enterキーを押します。
これでターミナルに接続した状態になります。