Appleがタブレット機「iPad」を発表

iPadAppleが、前々から噂になっていたタブレット機の「iPad」を発表しました。

iPadは、見た目的にも、またスペック的にも、「iPod Touchの大型版」といった感じの製品です。
主要なスペックは以下のようになっています。

CPUApple A4プロセッサ(1GHz)
ディスプレイ9.7インチIPS液晶ディスプレイ
1024×768ピクセル
ストレージ16GB/32GB/64GB
ネットワークWiFi(IEEE 802.11a/b/g/n)
またはWiFi+3G
サイズ242.8mm×189.7mm×13.4mm
680g(無線LANモデル)/730g(無線LAN+3Gモデル)
バッテリー持続時間10時間

ソフト的にはiPhone/iPod Touchと互換で、iPhoneアプリが動作するということです。
また、気になるお値段は、アメリカでは以下の表のようになっています。
本記事執筆時点では、1$=約90円なので、単純に日本円に換算すると、約45,000円(WiFiの16GBモデル)~約75,000円(WiFi+3Gの64GBモデル)になります。

 16GB32GB64GB
WiFiモデル499$599$699$
WiFi+3Gモデル629$729$829$

個人的には、Kindleとの電子ブックリーダー争いが気になります。
iPadには電子ブックリーダーのiBookが用意され、「iBookstore」を通して電子ブックを購入できるようになるということです。
電子ブックリーダーではKindleが先行していますが、Appleが本腰を入れてくれば、激しい争いになり得ます。

また、日本での3G回線がどうなるかという点も気になります。
日本でどのキャリアが回線を提供し、どのぐらいの料金になるのかなどについては、情報がまだありません。
iPhoneをソフトバンクモバイルが提供していることから、iPadの3Gもソフトバンクモバイルになりそうな感じですが、正式発表を待ちたいです。

ちなみに、アメリカでは、AT&Tが回線を提供し、月あたり250MBまでのプランが月額14.99$、無制限プランが月額29.99$で提供されるとのことです。
日本円換算だと、無制限プランで月額2,700円程度です。
しかし、日本では携帯のパケット定額制は上限4,000円程度が普通なので、おそらくそのぐらいの料金になるのではないかと思います。

アメリカでWiFiモデルが3月末に発売され、その後世界でも順次発売されるということで、日本での発売はまだ先になります。
今後の展開に注目したいです。