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一筆書き&途中下車で運賃を節約
10月3日~4日に、名古屋で行われた「FPフェア2009」に、群馬から行ってきました。
その際に、JRの運賃を節約するために、一筆書きできる区間の乗車券を買い、また名古屋で途中下車して、運賃を節約しました。
その裏技(?)を紹介します。
一筆書きできる区間の乗車券
群馬から名古屋へ鉄道で往復する場合、在来線で高崎に出て、高崎から上越新幹線で東京に行き、さらに東京から名古屋まで東海道新幹線に乗るのが、一般的なルートになると思います。
この方法だと、始発駅から名古屋までの往復の運賃と、上越新幹線/東海道新幹線の特急料金が必要になります。
仮に、高崎から名古屋まで往復すると、乗車券は片道7,350円(往復14,700円)になります。
また、新幹線の特急料金は、上越新幹線が2,910円、東海道新幹線が4,690円で、合計7,600円(往復15,200円)です(いずれも平常時の指定席、東海道新幹線はのぞみに乗車の場合)。
往復の運賃・乗車券の合計は、29,900円になります。
ところが、以下のような一筆書きのルートを取ることもできます。
高崎→(上越新幹線)→東京→(東海道新幹線)→名古屋→(中央本線・篠ノ井線)→長野→(長野新幹線)→高崎
このような一筆書きの区間の乗車券では、全区間通しの距離で運賃が決まります。
上の例だと、運賃は10,820円です。
高崎・名古屋間の往復と比べて、運賃は3,880円の節約になります。
また、帰りの名古屋→長野→高崎の特急料金は、名古屋→長野のしなの号が1,310円、長野→高崎の長野新幹線が3,030円です(いずれも平常時の指定席、しなの号は新幹線乗り継ぎ割引を適用)。
全行程の運賃・乗車券の合計は22,860円で、7,040円の節約になります。
途中下車
JRの乗車券では、途中経路で逆戻りしなければ、途中下車する(途中駅で改札の外に出る)ことができます。
例えば、東京から大阪に行く途中で、名古屋に寄りたいとします。
この場合、東京→名古屋と名古屋→大阪に乗車券を分ける必要はなく、東京→大阪の乗車券1枚で、名古屋で途中下車することができます。
また、乗車券の有効期間内なら、何度でも途中下車することができます。
JRの乗車券は、長距離になるほど有効期間も長くなりますので(以下の表を参照)、うまく使えば、1枚の乗車券で何泊かしながら移動することができます。
距離 | 有効期間 |
---|---|
200kmまで | 2日間 |
400kmまで | 3日間 |
600kmまで | 4日間 |
800kmまで | 5日間 |
1000kmまで | 6日間 |
以後200kmごとに1日追加 |
例えば、前述の東京→大阪で途中に名古屋に寄る例だと、東京→大阪の距離は556.4kmなので、乗車券の有効期間は4日間です。
途中に3回途中下車してそれぞれで1泊してから、大阪に行くことができます。
ただし、以下の乗車券では途中下車はできません。
- 片道100kmまでの場合
- 距離に関係なく、東京/大阪/福岡/新潟近郊区間内だけを通る場合(例:高崎→熱海の在来線、米原→姫路など)