「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
MT用横型Flashカレンダー(V3.0)をWordPress2.7以降で使う
2年ほど前に、「MT用横型Flashカレンダー(V3.0)をWordPressで使う」という記事を書きました。
Kinarie & May様で配布されている「MT用横型Flashカレンダー」を、WordPressで使えるようにする方法を紹介した記事です。
しかし、その当時に作ったプラグインに不具合があって、現在のWordPressで正しく動作していませんでした。
プラグインを作り直したものを公開します。
1.動作環境
このプラグインを動作させるには、お使いのサーバーで、.htaccessが使えることが必要です。
PHPのバージョンは、WordPressが動作するバージョンならどれでも良いはずです。
動作確認は、WordPress 2.7.1とWordPress 2.8で行いました。
また、WordPress 2.6でも動作すると思います(動作確認はしていません)。
なお、表示されるカレンダーは、ページによって以下のようになります。
この動作は旧版と変わっていますので、ご注意ください。
ページの種類 | 出力されるカレンダー |
---|---|
個々の投稿のページ | その投稿を書いた月のカレンダー |
月別/日別のアーカイブのページ | その月のカレンダー |
上記以外 | 今月のカレンダー |
2.プラグインのインストール
まず、以下からプラグインをダウンロードします。
ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「FlashCalendar」というフォルダができます。
このフォルダを、WordPressの「wp-content」→「plugins」ディレクトリにアップロードします。
そして、WordPressにログインして、他のプラグインと同様の手順で、このプラグインを有効化します。
なお、PHPを実行可能にするためにパーミッション等の設定が必要なサーバーでは、「wp-content」→「plugins」→「FlashCalendar」→「calxml」ディレクトリの「redirect.php」と「calxml.php」のファイルに、実行可能にするための設定を行います。
3.横型Flashカレンダーのインストール
次に、横型Flashカレンダーをインストールします。
横型Flashカレンダーは以下のページからダウンロードすることができます。
「MT用横型flashカレンダー3.00」をダウンロードしてください。
ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「w_calendar」というフォルダができます。
その中の「w_calendar300.swf」ファイルを、WordPressの「wp-content」→「plugins」→「FlashCalendar」ディレクトリにアップロードします。
4.Flash出力用ソースの作成
次に、「MT用横型フラッシュカレンダー3.00 ソース作成ページ」で、横型カレンダーを出力するためのFlashのソースを作成します。
各設定項目は、以下のように設定します。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
swfアドレス | 「<?php flash_calendar_url(); ?>」と入力します。 |
XMLフォルダアドレス | 「<?php flash_calendar_xml_url(); ?>」と入力します。 |
設置場所 | 「通常使用」をオンにします。 |
その他の設定項目 | お好みに応じて設定します。 |
設定が終わったら、「ソース表示」のボタンをクリックします。
すると、その下の欄に、横型Flashカレンダーを表示するためのソースが出力されます。
このソースをコピーしておきます。
5.テンプレートにFlash出力用ソースを貼り付ける
最後に、WordPressのテンプレートに、Flash出力用のソースを貼り付けます。
一般的には、ページのヘッダーのすぐ下に、Flash出力用ソースを入れるとよいでしょう。
テーマの「ヘッダー」のテンプレートで、ヘッダーを出力する部分を探して、その直後にFlash出力用のソースを貼り付けます。
たとえば、WordPress 2.8のデフォルトテーマの場合、「ヘッダー」のテンプレートの最後に、以下のようにFlash出力用ソースを入れます。
<div style="text-align : center;"> <object ・・・>・・・(Flash出力用ソース)・・・</object> </div>
ここまでで作業は終了です。
ブログを表示して、カレンダーの動作を確認します。