AppleがiPhone 3G S等を発表

現在、サンフランシスコでAppleのWWDC(World Wide Developers Conference)が開催されています(6月12日まで)。
その基調講演の中で、多数の新製品が発表されました。

iPhone 3G SとiPhone OS 3.0

WWDC開会前から、iPhoneの新製品が出ることが噂されていました。
そして、その噂の通り、新製品の「iPhone 3G S」と、「iPhone OS 3.0」が発表されました。

iPhone 3G Sの「S」は「スピード」から来ているということです。
Appleのサイトによると、従来のiPhoneより最大で2倍高速になっているということです。

また、iPhone OS 3.0では、カットアンドペーストの機能が追加されます。
これまでのiPhone OSではカットアンドペーストがなくて不便だったので、この点は大きいでしょう。

さらに、iPhone OS 3.0には「インターネットテザリング」(Internet Tethering)機能が搭載されます。
インターネットテザリングは、iPhoneをモデムのように使って、パソコンをインターネットに接続できるようにする機能です。

ただ、インターネットテザリングが実際に使えるかどうかは、通信事業者がこの機能を許可するかどうかにかかっています。
iPhoneのページにも、「米国と一部の国々では、現在テザリングをご利用いただけません。詳しくは通信事業者にお問い合わせください。」と書かれています。
日本で使えるかどうかは明記されていませんし、ソフトバンクモバイルのサイトにも今のところ情報は出ていないようなので、どうなるかが気になるところです。

もっとも、ソフトバンクモバイルでは、パソコンを組み合わせた定額データ通信は、今のところはイーモバイルの回線網を使ったMVNOになっています。
そのため、日本でインターネットテザリングが許可されることは、あまり期待できなさそうです。

なお、iPhone 3G Sは、日本では6月26日に発売開始になります。
また、iPhone OS 3.0へのアップデートは、6月17日に開始されます。

Safari 4

Safari 4も正式版がリリースされました。
日本語版もダウンロードできるようになっています。

β版のときの記事にも書きましたが、Safari 4はJavaScriptの動作が高速化されています。
この記事もSafari 4で書いていますが、Firefox 3.0と比べて、体感できるぐらい動作が速いです。

Firefoxでアドオンをバリバリ使っている人には向きませんが、そうでない人なら、Safari 4も結構良い選択肢になりそうな感じです。