IONマザー&PCが秋葉原に登場

Impressの「AKIBA PC Hotline」によると、IntelのAtomプロセッサに、nVidiaのチップセットを組み合わせた「IONプラットフォーム」のマザーボードが秋葉原で発売されたということです。
また、IONプラットフォームのマザーボードを搭載した小型PCも、近日発売されるそうです。

現在の大半のNetbookやNettopでは、Atomプロセッサに、Intelのチップセットを組み合わせています。
ただ、Intelチップセットは内蔵GPUのパワーが十分ではなく、グラフィック性能があまり高くない点がシステムの性能の足を引っ張っている面がありました。

nVidiaのIONプラットフォームは、この点を改善するために開発されました。
チップセットとしてnVidiaのGeForce 9400M Gを使い、Intelのチップセットよりもグラフィックの性能が高いことが特徴です。
IntelチップセットだとHD動画の再生は困難でしたが、IONプラットフォームならチップセットの動画再生支援機能によって、HD動画の再生も十分可能ということです。

今回登場したマザーボードおよび小型PCは、初物だけあって、値段的に割高感があります。
ただ、今後はIONプラットフォームの製品が次々と出てくることが予想され、その中で値段もこなれていくと思われます。
小型PC用を自作する際に、IONプラットフォームは面白い存在になりそうです。

また、IONプラットフォームを搭載したNetbook的なノートパソコンも、今後は登場してくることでしょう。
最近では、Netbookよりやや上の値段帯(6~10万円程度)で、モバイル向けに作られたノートパソコンが、徐々に増えています。
IONプラットフォームによって、この値段帯のノートパソコンの選択肢が増えそうです。