日経平均株価が今年の高値を更新

今日の日経平均株価の終値は、9385.70円でした。
先週末から408.33円の上昇で、上げ幅は今年一番でした。
また、1月7日以来4カ月ぶりに9,000円台で引け、今年の高値も更新しました。

3月上旬に、日経平均株価が7,000円割れ寸前まで下落しました。
しかし、その後に好材料が出始めたことから、株価が上昇し始めました。

4月に入っていったん足踏みの状況になり、日経平均株価は8,500円~9,000円付近で小幅に上下する動きになりました。
高値で9,000円を超えた日もありましたが、終値では9,000円を超えることができませんでした。

ところが、日本がゴールデンウィークに入っている間に、アメリカで株価が徐々に上がり始めました。
昨日(5月6日)には、およそ4カ月ぶりに8,500ドル台を回復しています。
この流れを受けて、今日の東京市場は全面高の展開になりました。

クライスラーが破産法を申請したことや、新型インフルエンザの拡大など、悪材料がないわけではありません。
また、日本時間の明日には、アメリカの大手銀行に対する資産査定の結果が発表されます。
このような状況の中で、悪材料をこなして株価が上がってきていることには、注目すべきだと思います。

5月後半には、多くの企業が2008年度の決算を発表します。
その時期になると、決算の数値によって株価が揺れ動くこともありそうです。
その時期を乗り切れるかどうかが、今年後半の株価の動きを占う上で重要なポイントになると思われます。