「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」が発売されました。
「WordPressで学ぶPHP」シリーズの第1巻で、WordPressを通してPHPを学んでいく本です。
この本では、PHPの基本となる変数と制御構造について解説します。
Kindle本で、定価500円です。
SuperSortプラグイン RC1(その2)
SuperSortプラグインRC1では、テンプレートタグの追加や改良も行っています。
今日はそれらについて解説します。
なお、RC1の解説は今日で終わりです。
1.MTSortedEntries/MTSortedPagesタグにoffset/lastnモディファイアを追加
ブログ記事/ウェブページを並び順に沿って出力するには、それぞれMTSortedEntries/MTSortedPagesタグを使います。
これらのタグで、offsetおよびlastnモディファイアを使えるようにしました。
offset/lastnモディファイアの動作は以下の通りです。
付加するモディファイア | 動作 |
---|---|
offset/lastnともになし | ブログ記事設定(ブログのメニューの「設定」→「ブログ記事」)の「ブログ記事の表示数」で指定した数の記事を出力します。 |
lastn="all"のモディファイアを指定 | すべての記事を出力します。 |
offset="x"のモディファイアを指定 | 先頭からx件の記事を飛ばして、その後のすべての記事を出力します。 |
lastn="y"のモディファイアを指定 | 先頭からy件の記事を出力します。 |
offset="x"とlastn="y"の2つのモディファイアを指定 | 先頭からx件の記事を飛ばして、その後のy件の記事を出力します。 |
2.カテゴリ/フォルダを並び順で出力するテンプレートタグの追加
カテゴリやフォルダを並び順に出力する場合、これまではMTTopLevelCategories等のタグに、「sort_method="SortCatFld::Sort"」のモディファイアを付加していました。
これに代わって、カテゴリやフォルダを並び順で出力するテンプレートタグとして、以下の4つを追加しました。
テンプレートタグ | 内容 |
---|---|
MTSortedTopLevelCategories | MTTopLevelCategoriesタグの並べ替え対応版 |
MTSortedSubCategories | MTSubCategoriesタグの並べ替え対応版 |
MTSortedTopLevelFolders | MTTopLevelFoldersタグの並べ替え対応版 |
MTSortedSubFolders | MTSubFoldersタグの並べ替え対応版 |
なお、従来どおりの「sort_method="SortCatFld::Sort"」を使う書き方も、引き続き利用することができます。
3.MTSortedEntryCategoriesタグ
ブログ記事が属するカテゴリの一覧を出力するテンプレートタグとして、MTEntryCategoriesタグがあります。
このカテゴリの一覧を並び順に沿って出力するテンプレートタグ(ブロックタグ)として、「MTSortedEntryCategories」を追加しました。
このタグでは、以下の3つのモディファイアを指定することができます。
モディファイア | 動作 |
---|---|
exclude_primary="1" | 主カテゴリを出力せず、副カテゴリのみを並び順に沿って出力します。 |
primary_first="1" | 主カテゴリを最初に出力し、その後に副カテゴリを並び順に沿って出力します。 |
primary_last="1" | 先に副カテゴリを並び順に沿って出力し、その後に主カテゴリを出力します。 |
また、MTSortedEntryCategoriesタグのブロックの中では、MT標準の繰り返し系ブロックタグと同様に、__first__/__last__/__odd__/__even__/__counter__の各変数を使うことができます。
さらに、「__primary__」という変数も使うことができます。
出力するカテゴリが主カテゴリであれば、この変数の値は真になります。