「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
どうなるアリコ
最近のアメリカの金融危機では、保険大手のAIGが破綻寸前の状況に追い込まれ、FRBから850億ドルの緊急融資を受けるという事態になりました。
融資の期限は2年と短いため、「事業を再生しながら時間をかけて返済」というわけにもいかず、資産の切り売りをするものと見られていました。
このような中で、AIGは損害保険に事業を集中することを発表しました。
また、グループ内の生命保険会社(アリコ/AIGスター生命/AIGエジソン生命)を売却する意向であることを発表しました。
AIGのプレスリリース(AIGの国内の生命保険事業につきまして)
「売却する」ということは発表されましたが、どこが買収するかは今後入札によって決まる模様です。
海外の大手生保が買収に名乗りを上げると見られています。
また、日本の保険会社の中でも、損害保険大手の東京海上ホールディングスなどが関心を持っているということです。
1990年代後半に日本で金融危機が起こりましたが、その際に国内の生命保険会社がいくつか破綻し、外資系の保険会社によって買収されました。
しかし、買収されたのはいずれも下位の保険会社だったので、日本の生命保険業界に与えた影響は、それほど大きくはありませんでした。
一方、アリコの日本法人であるアリコジャパンは、国内生保大手4社(日本生命/第一生命/明治安田生命/住友生命)に続いて、日本の生保業界の第5位です。
これだけの保険会社が売却されるとなると、日本の生保の業界地図が大きく塗り替えられることになります。
なお、AIGのプレスリリースによると、生命保険事業が売却されたとしても、既存の契約内容には影響はないということです。
売却がうまく進めば、「アリコジャパンが破綻して保険の内容が削減される」という事態は避けられそうです。