「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
SliceHostテスト中
先日、サイトが重くなったということを書きました。
ブログの表示はほぼ回復しましたが、現在もCGIの処理に時間がかかる状態が続いています。
このままの状態が続く可能性があることや、共有サーバーでは不便な点があることから、サーバーの移転を検討しています。
現在、SliceHostをテストしています。
最近では、個人でも大型のWebアプリケーションを使う機会が増えています。
Movable Typeもその一例といえます。
このようなWebアプリケーションを使いこなそうとすると、これまでの共有型のレンタルサーバーでは不満が出てくる点もあります。
たとえば、プラグインを使おうとしたときに、Perlのモジュールが不足していて使えない、といったことが時々出てきます。
自分でモジュールをインストールすることができればよいですが、共有型のレンタルサーバーだとインストールできないことも多いです。
本当なら専用サーバーを借りたいところです。
しかし、専用サーバーだとコストが高すぎて、個人で借りるには厳しいです。
このような中、最近では「VPS」(Virtual Private Server)が徐々に増えてきました。
VPSは、大まかにいえば、1台のサーバーマシンの中で、仮想的に複数台のサーバーを動作させているものです。
VPSだと、共有サーバーとは違って、専用サーバーにかなり近い使い勝手を得ることができます。
root権限を得られることが多いので、自分で好きなものをインストールすることができます。
Perlのモジュールはもちろんのこと、Apacheをゼロからインストールするなどのことも可能です。
一方、専用サーバーとは違い、複数人で1台のサーバーを共有する形を取りますので、コストは専用サーバーほど高くありません。
前述したように、VPSを提供する業者が増えつつあります。
ただ、日本の業者では、今のところまだ値段の割にスペックがいまいちです。
一方、海外の業者だと、日本の業者よりもコストパフォーマンスが良いところがいくつかあります。
SliceHostもその1つの例です。
最も安いコースで、メモリ256MB/ハードディスク10GB/転送量100GBのスペックで、月額20ドルです。
とりあえず3か月借りて、テストしてみることにしました。
OSをいくつかの中から選ぶことができますが、私はFedora Coreを選びました。
まだ触り始めたところですが、Movable TypeをSQLiteで動かせるところまでのインストール作業をしました。
初期状態では、yumはインストールされているものの、コンパイラもmakeもtarもインストールされていないというスッピンの環境でした。
そのため、最初にインストールするべきものが多くて、やや手間がかかりました。
SliceHostはネットワーク性能がやや弱いようですが、それを除けばまずまずの使い勝手です。
しばらく様子を見てみようと思います。