日経平均株価が昨年来安値を更新

今日(21日)の東京株式市場は、大幅安で終わりました。
日経平均株価の終値は、先週末から535.35円安の13,325.94円でした。

↓2007年7月以降の日経平均株価の動き
2007年7月以降の日経平均株価の動き

先週末の金曜日は、アメリカの景気対策への期待感から、株価が急反発しました。
しかし、土曜日の記事に書いたように、景気対策の内容は減税にとどまる模様です。
それに対する失望感から、金曜日のアメリカの株価が下落し、それを受けて日本の株式市場も大幅安になりました。

この記事を書いている時点で、ヨーロッパの株式市場がスタートしていますが、ヨーロッパも軒並み下落しています。
今日は、アメリカの市場はキング牧師の誕生日で休みですが、ヨーロッパの市場も大幅下落となれば、明日の東京市場にも悪影響が出そうです。

もっとも、今の状況は、買うには勇気がいりますが、下げがきついだけにリバウンドの可能性もあり、売るのにも勇気がいる状況です。
テクニカル的には底を示唆する値がいくつか出ていて、ここしばらくは乱高下の展開になりそうです。

ちなみに、1月16日に、東証一部の新安値銘柄数が1165銘柄を記録しています。
過去およそ15年間で、新安値銘柄数が1000を超えたのは、2008年1月16日ただ1回だけです。
2001年9月のアメリカ同時多発テロの時でも、ここまでひどくはありませんでした。

「まだまだ下がりそうだから空売りしよう」と考えている方も、いらっしゃるかも知れません。
しかし、今の状況では、株価が材料に過剰反応しやすいです。
先週金曜日のように、何か好材料が出れば、株価が急反発することも起こりやすいと言えます。
また、日経平均株価が13,000円に迫っていて、そこが節目として意識されやすいということも考慮すべきでしょう。
これらのことから、空売りは避けておいた方が良いのではないかと思います。