Sigur Ros「Takk...」

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Takk...先日、Twitterで「Jango」というインターネットラジオの話題を見ました。
海外のアーティストの多数の楽曲を手軽に聞くことができるインターネットラジオで、洋楽ファンにはたまらないです。
特に、最初に1曲聞くと、そのアーティストと似た傾向のある他のアーティストの曲がランダムに選ばれるようになっていて、これまで聞いたことがないアーティストを発掘できる点が良いです。
 
Radioheadの曲からスタートしてしばらく聞いていると、「Sigur Ros」というバンドに出会いました。
非常に引き込まれるサウンドで、思わずCDを買ってしまいました。

Sigur Rosはアイスランドのバンドで、ジャンルに分類するとすれば、「ポストロック」「エレクトロニカ」「音響系」等と言われるようなサウンドです。
アイスランドというと極北の厳しい自然というようなイメージがありますが、Sigur Rosの音楽にもアイスランドの風土に根ざしたものが感じられます。
メロディーラインが荘厳で美しく、オリジナリティの高いバンドだと言えます。
また、エレキギターをバイオリンのように弦で引く「ボウイング奏法」を前面に出していることも、サウンドの特徴です。

3枚目のアルバムの「Agatis byrjun」で世界的に注目されるようになり、4枚目のアルバムの「()」ではグラミー賞のベスト・オルタナティブ・ミュージック部門にもノミネートされています。
「Takk...」はその後にリリースされた通算5枚目のアルバムです。

「Agatis byrjun」「()」に比べると、「Takk...」は楽曲がよりドラマティックになっています。
特に、2曲目の「Glosoli」の天に上りつめるような展開や、6曲目の「Saglopur」の重厚さ、また7曲目の「Milano」の降り注ぐ光を思わせるようなメロディは、圧巻としか言いようがありません。

なお、「Glosoli」は公式サイトでプロモーションビデオが公開されています。
このほかにも、いくつかの曲やビデオが公式サイトでダウンロードできるようなっています。
興味をもたれた方は、一度聞いてみられるとよいと思います。