Googleが携帯電話ソフトウェアプラットフォームの「Android」を発表

Googleはネット関連のさまざまな方向に事業を展開していますが、携帯電話にも参入するという噂も絶えず出ていました。
そのような中で、アメリカ時間の11月5日に、Googleが携帯電話ソフトウェアプラットフォームの「Android」を発表しました。

Androidは、携帯電話用の基本ソフト郡を総称したものです。
最もベースとなるOSから、その上で動作するミドルウェアやアプリケーションまでを、一体的に提供しようという戦略のようです。

携帯電話の内部には、パソコンと同様に、OSやアプリケーションなどのソフトウェアが搭載されています。
携帯電話向けのOSには、すでにSymbian OSなどのいくつかのものがあります。
GoogleのAndroidは、それらの既存のOS等とライバルの関係になり、携帯電話向けの基本ソフトウェア業界の構造を大きく塗り替える可能性があります。

世界各国の携帯電話会社がAndroidへの採用を表明しています。
Androidベースの携帯電話は、2008年後半にも発売される予定ということです。
日本でも、NTTドコモやKDDIがAndroidを採用することを表明したそうで、いずれは「Google携帯」が出回ることになりそうです。

Googleは、ネットの世界で次々と手を広げています。
ミニブログ界では、TwitterのライバルであるJaikuを買収したところです。
また、SNS界では、各種のSNSに統一的な方法でプログラムからアクセスするための「OpenSocial」も発表しています。
「Googleの野望は果てしなく続く」といったところでしょうか。