拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
シティグループの株式が東証に上場
シティグループは、世界的に展開している金融機関です。
日本にも、グループの1つであるシティバンク銀行があります。
そのシティグループの株式が、今日(11月5日)に東京証券取引所の一部に上場しました。
今日の終値は4,550円で、50株単位で売買することができます。
シティグループは、三角合併(※)を使って、来年1月に日本の日興コーディアルグループを完全子会社化する予定です。
それに伴って、日興コーディアルグループの株式を保有している株式には、シティグループの株式が割り当てられます。
その株式を日本国内で流通できるように、シティグループの株式が東証にも上場されました。
サブプライムローン問題で、シティグループも大きな損失を出しています。
その責任を取って、CEOが辞任を表明したばかりです。
そのような中での東証上場となりましたが、基準となる前日のアメリカの株価よりは高い値段がつきました。
東証には以前は「外国部」という部がありました。
しかし、日本で外国の株式を買う人が少なく、上場廃止が続きました。
そのため、外国部は2005年に廃止され、上場されていた銘柄は東証一部等に統合されていました。
シティグループの上場は、外国企業の久々の大型上場になります。
外国企業による三角合併は、2007年5月の会社法改正で施行されたことです。
今後も、三角合併が行われることが増え、それに伴う外国企業の東証等への上場が増えると思われます。
(※)三角合併
海外の会社が日本の会社を買収する際に、以下のような手順を取ることです。
- 海外の親会社がいったん日本国内に子会社を設立する
- その子会社を通して日本の会社を買収する
- 買収した会社の株主に対し、海外の親会社の株式を対価として交付する