碓氷峠

昨日、地域の育成会(子供会)の行事で、碓氷峠(うすいとうげ)に行ってきました。

↓かつての信越本線の遺構である「めがね橋」
かつての信越本線の遺構である「めがね橋」

碓氷峠は群馬県の安中市(旧松井田町)と長野県の軽井沢町の境にある峠で、昔から交通の難所として知られていた場所です。
かつてはJRの信越本線がありましたが、長野新幹線の開通に伴って、碓氷峠の在来線は廃止されています。

その信越本線も、昭和38年の複線化の際に路線が変更されていて、それ以前の旧線が廃止されています。
旧線のうち、群馬県側の横川駅から、途中の第3橋梁(通称めがね橋)までの区間が、遊歩道として整備されていてます。
昨日はそこを歩いてきました。

めがね橋めがね橋を下から見たところです。
国道18号線(旧道)がすぐ下を通っていて、車でここまで来ることができます。

第6隧道めがね橋から軽井沢寄りにあるトンネル(第6隧道)です。
現在はここから軽井沢方面は通行禁止になっています。
将来は、遊歩道が軽井沢寄りの熊ノ平まで整備される予定だということです。

遊歩道になっているめがね橋めがね橋から横川寄りは遊歩道になっています。
めがね橋には鉄柵が設置されています。

廃止された在来線(新線)めがね橋から、信越本線(在来線)の新線が見えます。
今にも電車が走ってきそうですが、この路線は長野新幹線開通と同時に廃止されています。
撤去すると費用がかかるため、廃止からおよそ10年たった現在も、そのままの形で残っています。
ちなみに、長野新幹線ははるか北の山中をトンネルで通過するので、ここからは見えません。

碓氷湖横川寄りに下ったところにある坂本ダムです。
通称「碓氷湖」と呼ばれています。
めがね橋を模した橋がかけられています。

丸山変電所旧線の時代に使われていた丸山変電所の跡です。
横川駅からトロッコ列車で来ることができます。

トロッコ列車観光用のトロッコ列車です。
横川駅そばの「碓氷峠鉄道文化むら」と、新線/旧線の分岐点にある「峠の湯」の間を結んでいます。
廃止された在来線の一部を利用したものです。

関所跡江戸時代の「坂本関」の関所跡です。
関所の門が移築されています。
横川駅から歩いて5分ほどのところにあります。

碓氷峠鉄道文化むら横川駅のそばにある「碓氷峠鉄道文化むら」です。
在来線で使われていた電気機関車(EF63)をはじめとして、さまざまな車両が保存されています。
また、碓氷峠に関する資料等を集めた鉄道資料館もあります。