「第4のビール」が広がる

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良質素材先日、キリンビールから「良質素材」という新製品が発売されました。
発泡酒と大麦スピリッツをブレンドした商品で、酒税が安いのがメリットです。
「第4のビール」として、今後伸びそうです。

酒税の隙間をついた製品は、これまでにも発泡酒や第3のビールがありました。
第3のビールは、原材料として麦芽を使わないことで、酒税上の分類が「その他の醸造酒(発泡性)1」となり、酒税を安く抑えられるというものでした。

一方、キリンの「良質素材」は、発泡酒に大麦スピリッツをブレンドすることで、酒税上の分類が「リキュール(発泡性)1」になり、税額が第3のビールと同じです。
その上、麦芽の割合が発泡酒より高く、よりビールに近い味わいを得ることができます。

これまでは、このタイプの製品は、サントリーの「スーパーブルー」が先行し、アサヒの「極旨」が続いていましたが、他社からは発売されていませんでした。
しかし、ここにきて以下のように各社から新製品が続々投入されています。
第3のビールに続いて、この分野でも競争が展開されそうです。

ただ、この分野が広く売れるようになると、酒税がアップされる可能性もあるとのことです。

元記事はこちら

これまでも、発泡酒や第3のビールが増税されてきています。
第4のビールも、市場が拡大すれば増税が避けられそうにないようです。