公示地価の全国平均が16年ぶりに上昇

今日の新聞によると、公示地価の全国平均が16年ぶりに上昇したということです。

日本経済新聞
読売新聞

1980年代後半のバブルで地価は大幅に上昇しましたが、バブル崩壊後は下落が続いていました。
地価の下落は、不良債権を発生させる大きな原因となり、日本を苦しめ続けました。
その地価下落に歯止めがかかってきたことは、日本の景気を占う上で大きな出来事です。

とはいえ、二極化も進んでいます。
都心部などの立地条件の良いところでは、地価が大幅に値上がりしている地点もあります。
しかし、そうでないところは、相変わらず値下がりが続いています。
一部の地点の大幅な値上がりによって、全国平均がプラスになっています。

こちら群馬県でも、地価が上がった地点はまだなく、前年と同じ地点が数箇所あっただけです。
都市部では1~2%程度の値下がりですが、そうでない地域では10%近く値下がりしているところもあります。

今後も、少子高齢化などによって、土地の需要に偏りが出る傾向が続くものと思われます。
都心部などの人気の高い地域に住みたい方は、地価だけでなく金利も上昇しつつありますので、早めに物件を購入しておく必要があるでしょう。