世界同時株安

2月27日に中国の株式市場が急落したことを受けて、世界各国の株式市場が急落しました。

27日のアメリカでは、ニューヨークダウが416ドル(約3.3%)値下がりしました。
2001年9月11日の同時多発テロ以来では、最大の値下がり幅になりました。

28日の日本の株式市場も大幅安でした。
日経平均株価は、終値では17,604.12円で、前日比515.80円安(-2.85%)でした。
午前の取引開始直後には、一時は17,400円を割り込む場面もありました。
先日に日経平均株価が久々に18,000円台を回復しましたが、もろくも17,000円台に逆戻りしてしまいました。

↓2006年12月~2007年2月の日経平均株価の動き
2006年12月~2007年2月の日経平均株価の動き

中国の株式市場は、2001年に高値をつけたあと、しばらく下落が続いていました。
しかし、2006年ごろから回復しはじめ、最近では好調に上昇していました。

ただ、このところは上昇のペースが速く、行き過ぎの懸念が出ていました。
また、中国の全人代で株式投資の規制に関する法案が提出される見込みで、それも悪材料でした。
それらが重なって売りが売りを呼ぶ展開になり、急落にいたったようです。

日本も大幅に株価が下落しましたが、毎年1~2回程度、このような大幅な下落が起こることがあります。
一旦急落すると、その後1~2ヶ月程度は不安定な状態が続き、株価の変動が大きくなりやすくなる傾向があります。

28日のアメリカはプラスで終わり、とりあえずは落ち着きを取り戻したようです。
ただ、まだ一日たっただけですので、今後もしばらくは予断を許さないと思います。