拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
Intel Mac用のAT互換機エミュレーションソフト「Parallels Desktop」
Mac OS上でAT互換機用のOSを動作させるソフトとして、マイクロソフトの「Virtual PC」があります。
ただ、Virtual PCはPowerPC CPU搭載のMacのためのソフトで、Intel CPU搭載用のものはありません。
このような中で、Intel CPU搭載Macで、Mac OS上でAT互換機を仮想的にエミュレーションして、各種OSを動作させるソフトとして、米Parallels社が「Parallels Desktop」というソフトを開発中です。
RC版(製品候補版)がリリースされましたので、試しにインストールしてみました。
RC版は無料でダウンロードすることができますが、1ヶ月間の使用期限があります。
Parallels Desktopに仮想マシンを1つ作り、Windows XPをインストールしてみましたが、スムーズにインストールすることができました。
Virtual PCと似たような雰囲気で使うことができます。
先日「BootCamp」を紹介しましたが、BootCampだとMac OSとWindowsを起動時に切り替えて使う形になります。
そのため、Mac OSを使いつつ、Windowsも起動して、両者間でデータをコピーしたりするといった使い方はできません。
また、BootCampではWindows XP Service Pack 2のみ対応で、その他のAT互換機用OSをインストールすることはできません。
一方のParallels Desktopなら、Mac OSの環境の上でAT互換機環境をエミュレーションしますので、Mac OSの上でWindowsを起動することができます。
また、Windows XPだけでなく、過去のWindowsや、Linuxなどをインストールすることもできます。
ただ、エミュレーションなので、動作速度がやや遅いのが欠点です。
このように、BootCampとParallels Desktopのそれぞれにメリット/デメリットがありますので、両方を使い分けると良いのではないかと思います。