円高が進む

昨年は1年を通してほぼ円安で推移し、12月初旬には1ドル=120円ぐらいまで円安が進みました。
その後、円高に反転したものの、今年4月ごろまでは1ドル=115~118円程度で落ち着いた動きをしていました。

しかし、ここにきて一気に円高が進んでいます。
今日(12日)には、一時1ドル=110円を超えるところまで円高が進みました。

日本ではこれまでゼロ金利政策が続けられてきましたが、「6月にも解除されるのでは」といった見通しが出始めており、これによって日米の金利差が縮小する可能性が出ています。
金利が上がる国の通貨は買われやすくなりますので、円が買われて円高になっています。

円高が進むと、輸出中心の企業にとってダメージになります。
そのような思惑から、株価にも悪影響が出始めています。
今日の日経平均株価は、一時400円を超える値下がりになりました。

今後しばらくは、為替動向に注目する必要が出てきました。