円高が進む

昨年は、1年を通してほぼ円安傾向が続きました。
昨年1月には1$=100円近くまで円高になりましたが、その後円安が進んで、昨年12月には一時1$=120円を越える円安になりました。

しかし、12月中旬から急速に円高が進んでいます。
今日(1月12日)は1$=114円台をつけています。

↓2004年以降の円相場
2004年以降の円相場

昨年後半は日本の株式市場が絶好調でしたが、その要因の1つとして、円安傾向が続いたことがあげられます。
穏やかな円安なら、輸出中心の企業にとって為替差益のメリットがありますので、日本の景気にとってプラスになりやすく、円安は比較的歓迎されます。
逆に、円高になると、輸出中心の企業にダメージがありますので、円高が進むと株価に影響が出やすいです。

2006年に入ってから、日経平均株価は一進一退といった動きになっていますが、円高もその背景の1つです。
さらに円高が進むと、株式市場に悪影響が出ることが懸念されます。
しばらくは為替の動きに注目する必要があると言えます。