「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
リアルタイム再構築プラグイン(MT4/5対応版・その4)
リアルタイム再構築プラグイン(MT4/5対応版)では、再構築した結果をキャッシュする機能があります。
今日はその使い方を紹介します。
1.キャッシュの設定を行う
まず、プラグインの設定で、キャッシュするファイルの数と容量を指定します。
Blogのメニューで「設定」→「プラグイン」を選んでプラグインの設定を開き、RealtimeRebuildプラグインの設定で、キャッシュするファイルの数と容量(バイト単位)を指定します。
2.タグの書き方
キャッシュを使うには、MTRealtimeRebuildPHPLinkタグかMTRealtimeRebuildQueryParamタグに、以下のモディファイアを指定します。
モディファイア | 内容 |
---|---|
expire_period="x" | 前回の再構築からx分以上経過するまでは、再構築を行わずに、キャッシュしてあるものを使います。 |
expire_modified="1" | 前回の再構築から、Blogに何か変更があるまでは、再構築を行わずに、キャッシュしてあるものを使います。 |
cancel_r="1" | MT4付属のclient.jsを使ってAjaxを行う場合は、このモディファイアを付加します。 prototype.js等の他のAjaxライブラリを使う場合は、このモディファイアは不要です。 |
3.キャッシュの利用例
昨日のエントリーで、Feeds.App Liteを使ってフィードをリアルタイムに読み込んで表示する例を紹介しました。
この例では、ページにアクセスされるたびにフィードを読み込み、再構築を行うようになっています。
しかし、フィードによっては、更新頻度が低いものもあります。
そのようなフィードを頻繁に読みに行くと、サーバーに負荷がかかります。
そこで、リアルタイム再構築した結果を3時間キャッシュするようにする例を紹介します。
昨日のエントリーで、Ajaxを行うJavaScriptの中に、以下のような行がありました。
uri : '<$MTRealtimeRebuildLink tmpl_name="フィード表示モジュール" ajax="1"$>'
この行を以下のように書き換えて、再構築します。
uri : '<$MTRealtimeRebuildPHPLink tmpl_name="フィード表示モジュール" expire_period="180" ajax="1" cancel_r="1"$>'
ページを開いてみると、1回目はリアルタイム再構築が行われるので、フィードが表示されるまでに若干のタイムラグがあります。
しかし、それから3時間以内に同じページにアクセスすれば、キャッシュした結果が使われるので、フィードが一瞬で表示されます。