AppleがIntel製CPU採用を正式発表

先日のエントリーで、「AppleがIntelのCPUを採用するらしい」という話題を書きましたが、6日開幕のWWDC(Worldwide Developers Conference、Appleの開発者向けカンファレンス)でそのことが正式に発表されました。
来年のWWDCで最初のIntel CPU搭載機が発表され、再来年にはIntel CPUへの移行を完了させるということです。

Appleのニュースリリース(英文)
Intelのニュースリリース(英文)

Pentium 4に比べてPower PCのクロック周波数がなかなか上がらないことや、Power PCでは省電力のノートパソコンを作りにくいことなどが、Intel製CPUへの移行を決断させた理由のようです。
ImpressのPC Watchの記事によると、Pentium 4搭載のMac上でMacOS 10.4(Tiger)を動作させるデモも行われたそうです。

「歴史的大転換」とでも言えることが現実になりますが、これが吉と出るか凶と出るかは、後になってみないと分かりません。
ただ、Intel製CPUを取り入れることで、MacのハードウェアはWindowsパソコンにより近いものになるはずです。
となれば、「Mac OSとWindowsの両方が動作するパソコン」も現実味を帯びてきます。これによって、Windowsの牙城が崩れることが起こるかも知れません。

来年に出る1号機がどんなマシンになるのか、非常に興味深いです。